これは楽しい! 品のよいお祭り騒ぎ!!
いわずと知れたフランス・オペレッタ界の巨匠、オッフェンバックによる名曲の数々を、同じくフランス出身の指揮者・作曲家のロザンタールが装い新たに再編成したのが「パリの喜び」、そして「オッフェンバッキアーナ」です。それにしても何と明るく楽しく屈託のない音楽なのでしょう! 華やかな管楽器の活躍、シンバル等の金属系を出し惜しみなく用いた打楽器の徹底活用により現出する響きは、バブル景気真っ青の豪華絢爛ぶりです。オッフェンバックといえばお約束の「ホフマンの舟歌」や「天国と地獄」がちゃんと登場するのもお楽しみ、ロザンタール自身の指揮による演奏が躍動感溢れる素晴らしい一枚です。
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