独自の美しさに包まれたレスピーギの知られざる世界
全く知られていませんが、レスピーギには美しいピアノ曲が沢山あります。中世のリュート曲の斬新な編曲である「古風な舞曲とアリア」も新たな曲順の魅力的な組曲になっています。「優しいワルツ」は実に優雅なサロン小品。そしてすこぶる美しいのが「夜想曲」。印象派の作品を思わせる実に柔和な光の綴れ織りです。「間奏曲セレナータ」もとろけるような甘さで鼻孔をくすぐります。ソナタは極めて珍しい初期作品。そして後に管弦楽曲「教会のステンドグラス」になった前奏曲は中世風の哀感がにじむレスピーギの傑作です!
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