民族音楽を芸術音楽に昇華した作曲者の面目躍如たる珍曲集
代表作の一つであるバレエ音楽「スパルタクス」からの組曲第4番は、組曲第1〜3番とは別の時期、67年に編曲されたものです。30年程上演禁止になった劇「仮面舞踏会」からの組曲は演奏機会も多く、旋律が高貴で美しいワルツや、ヴァイオリンソロが印象的な夜想曲などを含みます。「サーカス」は「剣の舞」の作曲者らしい活力満点のバレエ音楽で、「春の祭典」の影響すら感じさせます。「ダンス組曲」は学生時代の作品で、民族的素材をとりこんだ、作曲者の原点といえる逸品です。
作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)