ビラベックは、創業者HenrichBillerbeckが仲間と共に、1921年ドイツ・ブッパータルに羽毛ふとんの工場を建てたのが始まりでした。
それから27年後の1948年、世界で初めて羊毛ふとんを世に送り出したのです。
その後オーストリア・スイス・ハンガリーと周辺国にその販路を延ばし、1996年には寝装品メーカーとして世界で最初に、品質の高さを証明する【ISO9001】を取得。
そして現在ドイツ・スイス・ハンガリーに工場を持ち、徹底した品質管理のもと安心してお届けできる製品を製造し、世界中へ送り出しています。
ビラベックの願いは、
『安心して気持ちよく眠っていただくこと』
そのために羊毛ふとんのパイオニアとして、厳選した羊毛で最高品質の製品を作り続けているのです。

POINT-01

おすすめする理由はただ一つ

→：ビラベック社の羊毛布団をおすすめする理由はとてもシンプル。

『使って気持ちよいから』

ウールの徹底した品質管理や製造方法やその過程のこだわりを説明するより、実際に横になってもらうことが、ビラベックのきもち良さを理解していただくには一番。
試していただいたほとんどの方から「気持ちが良くてすぐに眠れそう」「この気持ちよさは何？」といったご感想をいただきます。

おもて面にはブロード生地の100倍の通気性を持つニット生地
うら面は当店限定でリネン生地を付けています

POINT-02

お客様満足度90％以上

←：当店が3年以上行っている、お買い求めいただいた方への快眠アンケートでは、「2枚敷きに変えただけで、寝心地が向上し、眠りの質が良くなりました」「ビラベックを敷いてからよく眠れるようになりました」など、ご返信いただいた90％以上の方から、「睡眠の質改善に効果があった」と、高い評価をいただいています。

POINT-03

羊毛パワーはすごいんです

古来から暖を取ることのできる繊維として羊毛は使われてきました。その特徴は

暖かい：　汗を吸うと湿潤熱と呼ばれる熱を発生する
吸湿性に優れる：　汗を素早く吸うので、蒸れずに快適
放湿製に優れる：　吸った汗を素早く発散するので、蒸れにくい

心地の良い眠りにとって重要な要素のひとつが、寝床内気候を温度33℃・湿度55％にすること。この温度と湿度のコントロールを最適に保ってくれる素材のひとつが羊毛（ウール）。
ビラベックの羊毛の気持ちのよさの秘密は、この温度と湿度のコントロールが抜群に優れているところなのです。
実際に当店男性スタッフの2歳の子どもさんが、ビラベック敷き布団と別の羊毛布団の2枚を並べて使用していたところ、別の羊毛布団を使っている奥さんの方ではなく、必ずビラベックを使うスタッフの方へ寝にきたそうです。
『同じ羊毛布団なのに、子どもには気持ちの良いほうがわかるんですね。』といっていましたが、汗っかきの子どもほど蒸れには敏感なのかもしれませんね。

POINT-04

耐久性も抜群です

←：よくご質問いただくのが、耐久性についてです。
まず羊毛としての耐久性は、左の図を見てください。伸張率と荷重の関係を表すグラフですが、簡単に言うと、引っ張って延ばすと元の長さから30％伸び、放すと元に戻る。2回繰り返しても、同じ軌跡を描くということは、弾力性と回復力に優れていることがこの実験結果から読み取れます。もっと簡単に言うと、「へたりにくい＝耐久性の高い素材」ということです。
羊毛の性質としての耐久性はお分かりいただけたと思いますが、製品としての耐久性はというと、個人差があるとしか言えません。
使用環境、汗の量や体重などの体質の差、メンテナンスの頻度、丸洗いのタイミングなど、多くの要素で耐久性は変わります。短い方で3年でリネン麻面が擦り切れてくる方もいれば、10年以上キルトのはじけ以外は目立った傷みもなく使っていらっしゃる方もいます。
当店スタッフで一番長いもので15年使っていますが、まだ使えると言っています。

こだわり-01

ロイマリンドウールと呼ばれる

羊毛の質の良さ

→：以前はフランス産のサウスダウン種のみでしたが、現在は品質の面からフランス産の中でも特に等級の高い寝具に適した品種の羊毛を選りすぐって使用しています。中太で縮れの強いウールは、吸湿性に優れるだけでなく放湿性も抜群。もちろんウールですから、保温性も抜群です。その吸湿性の良さからドイツでは、ロイマリンドウールと呼ばれリューマチの治療に。ロイマリンドとはリューマチのこと。リューマチや神経痛には湿気と冷えが大敵ですから、ビラベックの羊毛は最高の医療器具となるのです。

こだわり-02

きれいな部分しか使いません

←：羊毛の部位はいくつかのパートに分類されますが、最も良いとされるのが1、次いで2と3です。6や10になると、身体の下になるので、品質が悪く藁などの絡みも多いのです。そうすると、化炭加工※のような後処理がひつようになってきます。
ビラベックの羊毛掛ふとんは1だけ、羊毛敷ふとんは1〜3だけを使いますので、良質なのです。
※化炭加工＝希硫酸による植物片などの除去加工

←：ビラベック本社工場の羊毛原料置場です。圧縮され輸送されてきた羊毛をほぐし、風を送って48時間のエージングを行い、自然の状態に戻してから製造工程へと回されます
ビラベックの羊毛ふとんに使われるのは、当初フランス産ウールのみでしたが、昨今は良質なフランスウールの確保が難しくなってきたこともあり、ドイツ産のウールも含めて良質のものを確保するようになっているとのことです。2015年に実際にドイツの農場とビラベックの工場を訪れて確認してきましたが、日本向けの商品には、最も高いグレードのウールを使っているとのことでした。良くも悪くも日本の販売店は質にうるさいそうです。

こだわり-03

ブロード生地のなんと100倍

抜群の通気性マコ・トリコット

→：右の画像を見てください。タバコの煙をビラベック敷ふとんに吹きかけている写真です。
もう一つのビラベックのこだわりが、『マコトリコット』と呼ばれる高級エジプト綿を使ったニット生地です。生地の通気度は176ccと抜群。一般的に国内で使われる羊毛ふとん用の生地1.5ccに比べると100倍以上通気に優れています。そのために、汗は生地に吸われるのではなく、直接ウールに吸収されます。ウールは水分を吸収しても表面は乾燥していますから、さらっとして蒸れにくく、とても気持ちが良いのです。
でも、この生地がどんな羊毛にも使用できるわけではありません。クリンプが弱く繊維の短い羊毛では、吹き出してしまいます。本当に品質の良い羊毛だけしか使えない生地なのです。

こだわり-04

当店だけのオリジナル

裏面は夏仕様 リネン麻付

良いところばかり書いておりますが、ビラベックも万能ではありません。ベッドパッドの方はそれほどでもありませんが、男性で敷ふとんをお使いの方から「夏は暑い」とのご意見をいただきました。
年間気持良く使えるとはいえ、さすがに湿度の高い日本の夏には熱のこもりが気になります。
ただ、多湿な日本の夏を考えると、さらっとして蒸れにくいというウールの良さは捨てがたいものがあります。
そこで、どうにかならないかと考えたのが、裏にリネン生地をつけることでした。
麻は熱伝導性が非常に良く、熱を逃がしてくれるために涼しく、乾きも早いという夏には最適の素材です。幸い当店のある滋賀県の近江は麻織物の産地です。
そこで地元の麻生地屋さんで太番手（20番手）のリネン麻の生地を探して、2007年のハイムテキスタイル見本市に合わせてドイツへ生地を持ち込み試作品を作ってもらいました。
仕上りは上々で、冬・春・秋はニット面で、夏は裏返してリネン麻面で使います。その夏は熱のこもりもかなり軽減されました。
これなら日本の夏でも使えるということで、生地200ｍをドイツへ送り【眠りのプロショップSawadaのオリジナル】としてリネン麻付きの商品の展開を始めたのです。

こだわり-05

マスター オブ リネン

リトアニア・シウラス社

ところが、原油高騰により航空運賃が上昇。
できれば地元近江の生地でといいたいところですが、運賃がばかにならず、グリーン購入の点からもCO2マイレージを考えるとそうも行きません。
そこで2008年のハイムテキスタイル見本市でリトアニアのリネンメーカーを見つけました。
シウラスというこのメーカーは、マスター・オブ・リネンの認定を受け、リネン糸の紡績から織布まで一貫して行っている優秀なメーカーで、日本の展示会にも来ています。日本では考えられませんが、200mという小ロットから織ってくれるのも非常に魅力的。リトアニアからドイツまでなら、問題であった運送費もCO2も下げることが出来たのです。

こだわり-06

シングル2台分の大きなサイズ

ワイドキングサイズもあります

最近のご婚礼やベッドの買い替えでは、シングル2台にされる方が増えています。そういった場合、2台のベッドをくっつけて1台の大きなベッドに見えるように、2本のマットレスの上に1枚の大きなベッドパッドを敷くことをご提案しています。そうすると、子供さんと3人で寝ても十分な広さと寝心地が確保できるようになります。
オリジナル商品を作るまでは、、ドイツに別注でオーダーすると入荷に最低3か月かかるので、日本の別の工場で特注サイズのワイドキング（＝200×200ｃｍ）を作っていましたが、オリジナル仕様にするのを機に在庫することにしました。大きなカバーがいりますが、買われた方にはご好評いただいています。

→ゴムの仕様は順次切り替わります。ご了承ください。