エンドユーザー様への直販について
【DIYの定義とは?】
まずDIYとは何ぞや?ですが、英語のDo It Yourselfの略で「自分でやる」という意味。
自分でできることは自分でやろう・やってみよう
ってことです。
自分で施工すればお金が節約でき作業の時間や予定も自由に設定できて良いこと尽くめですね。
しかしこの「やろう・やってみよう」からの拡大解釈のそのまた拡大解釈なのか、
知人の成功例を目にし、ならば自分もという勇気・負けん気なのか?
有力ブログ・SNSの「不安だったけどどうにか完成。やってみると意外に簡単。あなたもどう?」のコメント影響なのか?
何故か「誰でも」や「簡単」がくっついて、「誰でも簡単にできるから自分でやろう」という意味合いに変化、
そんなイメージで捉えてしまってる風潮を感じます。
確かに簡単にできそうな印象を与える言葉ですし、できそうヨッシャ!って勇気まで湧いてくる響きです。
でもこれ、ちょっと誤解なんです。
DIYとは?に、確固たる定義や難易度の指標・施工可能不可能の明確な境界線などありませんが、
少なくともモノによって誰でも可能とか簡単とういうことではありません。
次に当店商品ページ内に記載の『DIYで施工OK!』という表記についての考察です。
プロ・アマの最大の違いは生計維持手段(商売)としてるか否かです。
当店ではプロの方の資材調達・商業活動のお手伝いはもちろんの事、それ以外の方でも材料確保ができれば
自分で施工する・あるいは施工依頼先があるので材料の手配先のみを探している方にもご利用しやすい
商品ページ・販売体制を敷き、永きに亘り皆さまにご活用頂いております。
ところが有難い事に近年その反響は当店の予想・計画を遥かに超え、身の丈以上の拡販化!と、
共に・・・意外な弊害を生んでしまいました。
先に記載した、そうともとれる誤解『 DIY = 誰でも簡単に取付られる!』という似て非なる解釈で暴走、
いつの頃からかDIY概念が、すっかり変化しきってしまいました。
当店が本来対象としていた人向けに記載した施工性の難易度をアピールする「簡単施工」「DIYでOK!」の言葉が広く認知され、閲覧力を持っページに成長すると共に多くの一般エンドユーザー様の目にも映り、
それがヤル気スイッチオンの助長を招いてしまいました。
DIYで頑張る皆さんを応援してきた当店としては目指し薦めてきた結果で、とても良い事なのですが、
その反面で率直にとらえてしまい苦い想いをされた経験者様からは、
個人差ある難易度の差を隠蔽した誇大表現でキャッチコピーに翻弄されたと感じるユーザー様も。
さて、ここからです。
そこで一般消費者(エンドユーザー)様へ向けて、当店が考えるDIYの定義をお伝えします。
購入にあたって検討の材料にもなると思いますので是非ご一読をお願いします。
当店が指し示す『DIYで施工可能!』とは、専門業者(プロフェッショナル)に施工依頼をせず、
資材調達先さえ確保できれば自分(アマチュア)で施工可能な人ということを表しています。
言い換えると、物が手に入れば後はいか様にでもできる人、もっと言い換えれば、たとえ想定外な事が発生しても持ち前の道具と創意工夫で臨機応変に乗り切る、それがDIYだ!と認識されている人が『DIYで施工可能!』の対象のお客様と考えております。
もちろん、不安や心配事が未知数 VS でも自分でやりたい との葛藤の中で、
「自分でやると腹くくった!」なんて方もおられるでしょう。
多少の茨の道は承知の上、最終上手くできたときには何とも言えない嬉しさ・達成感でゾクゾクする。
これがたまらなく楽しくて楽しくて・・・
そんな感じでDIYということを認識されている方をナカサが商材・情報を提供しサポートする、
これマラソンで例えるなら、ずっと伴走するのは非現実的なことですが、給水所で待ってますよって感じでしょうか。
実際に当店をDIY店としてご利用頂いているお客様の生業(なりわい)や背景をアバウトに分析すると、
(下記を後述で、前者とします)
・工業関連の会社様、または従事されている方
・会社の総務部・工務部に所属し、手先が器用で何かと重宝されている
・前職が本業またはその関連業で基礎知識あり。現在は納入の伝手が無い
・納屋・ガレージが「オレの書斎」で、道具集めが趣味
・以前業者に依頼した自宅リフォーム中に「これなら自分でやれるかも」に気付いた方
・施工を手伝ってくれる仲間がいる
・DIYで試行錯誤を楽しみ、達成感を味わうことを趣旨にしている
・方法いろいろ、過程もさまざま、でもゴールはひとつ。取説・手順書は参考程度これがやり方の人
・自称、便利屋
・かーちゃんにイイとこ見せたい
と、こんなお客様が多いように思います。
上記のような人の場合、問い合わせ・打ち合わせで話していると空間イメージ力に優れている印象を受けます。
頭の中で浮かんできた画像が3Dで回転させられるので洞察力が高く最初は想定外だった事も
当店が少しアドバイスを投げかけると、あとは連鎖が始まりサクサクと理解、大体の筋道を掴んでしまいます。
創意工夫精神が旺盛でケースバイケースの切り替え対応が素早い。
もしも無人島に放たれ、衣・食には途方に暮れそうだが住だけは何とかできる気がする。そっち派の人。
では、そうでない人は・・・
これもやはり共通点があります。
少々ネガティブ系の訳合になるのでササッと。
(下記を後述で、後者とします)
・開口一番、(DIYが)「私でもできるでしょうか?」と尋ねてこられる方
・業者に頼んだら高くつくから。 それだけがDIY選択の理由の方
・商品ページをご覧になられていないご様子で既出の情報を読解頂けない。
・「親切丁寧にサポートしてくれると思ったから電話したのに・・・」と、終始ご立腹の方
この共通点を先の例えで申しますと、手を握って伴走して欲しい。給水所で待ってるなんて役に立たない。
と、お考えの様・・・。
そう思っていない方々にはちょっと失礼な例えだったかもしれませんが、
少なくとも当店が考えるDIY定義にはミスマッチな出会いかと思われます。
話が若干脱線しますが当店のサポートは、接客というよりはレクチャーです。
接待感は最少に、講義型解説
です。
サービス精神旺盛に、買って買ってぇ〜感出したり旨い話でその気作戦、これはは無いです。
扱う商品特性上、やりたくてもできませんし、危険です。
寧ろこれが本来のお客様の目線で仕える・お供する
ってやつではと、強く自負しております。
ま、関西(大阪)なんでイメージも相まって全国的には口調が怖いと感じる方もおられるようでごめんなさい。
(脱線 おしまい)
さてあなたは前者・後者、どちらに属してますでしょうか?
もしあなたが後者なら『DIYで施工可能!』これは無理かもしれません。
そして当店も人の子でして、前者にはサポートの内容も濃度も自然と手厚く、しかし後者にはどうしても、どうやっても、テンション上げきれません。
前者タイプの場合、業者さんでも知らない・気付いてないポイントをアドバイスすることができます。
こうなるとアドバイスは商品の選定にまで及び、より的確な商品の提案とご提供が可能になります。
勿体ぶった表現しますと、商材特性を熟知した者しか知らない完成度の高い技と知恵の伝授。
そしてこれこそが、当店が本当に主旨としているサポート内容
なのです。
さてさて、当店のご利用を検討中のDIYチャレンジャー「自分でやる」お客様、今一度当店が掲げるDIY定義をご理解し、商品の選定・DIY施工の可否(もちろん購入先も含めて)を再考されてみては如何でしょうか?
住宅関連商品は一度設置すると延々とそこに残るものばかり。
【失敗したくない】誰もが思うことですから・・・
|