寒冷な気候で、ソバ栽培日本一の幌加内町

そばの実は、世界に誇る和製スーパーフード
NHK-TVで放映されたのがきっかけで、そばの実が「日本のスーパーフード」として一躍人気商品に。 注目を集めたのは、茹でると3倍に膨らんで満腹感を得られやすく、血糖値の上昇もゆるやかで、ダイエットに最適と紹介されたため。放映直後は長命庵にも注文が殺到し、 産地の幌加内でもしばらくは品薄状態になるほどでした。

注目が集まるレジスタントプロテイン
そばの実には「レジスタントプロテイン」という食物繊維に似た働きをするタンパク質が含まれています。 体内で消化されにくく、脂質を吸着して体外へ排出したり、血中のコレステロール値を低下させる働きが知られています。

お粥やそばの実ご飯のほか、サラダやリゾットにも

ロシアには、ソバを麺にして食べる習慣がありません。実をそのまま米のように炊いて食べます。
先にカラ炒りしたり、肉や玉ネギなどと炒めるのが、日本の調理法と違うところ。 朝食には牛乳粥にしてよく出されるそうです。

雪室熟成で旨味がアップ
長命庵のそばの実は、質・量ともに日本一のそばの産地である道北・幌加内で収穫されたそばの実の外皮をていねいに取り除き、雪室（ゆきむろ）で保存・熟成させたものです。 デンプン質が糖化して甘味が増し、他のそばの実製品よりも美味しいと評判です。

左：炊いたそばの実と椎茸、長ネギを炒めて、チキンブイヨンのスープで仕立てました。
右：お餅の入った醤油味のお雑煮に、炊いたそばの実をたっぷりトッピングしました。

●そばの実の炊き方●
１、ボウルにそばの実を入れ、お米と同様に軽くといで汚れを取り除き、30分〜1時間ほど水につけます。
２、戻し汁ごとそばの実を茹でます。水の量の目安はそばの実の2倍〜2倍半。沸騰したら水気がなくなるまで炊き上げます。水の量はお好みによって調整してください。
３、「そば飯」としてそのまま食べたり、ご飯に適量を加えたり、毎日１食はそばの実ご飯をお奨めします。小分けにして冷凍すると便利に使えます。