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■リードづくりの最後の最後でなぜ先が「とぶ」?

オーボエのリードを削っている途中で、「これは良いリードになりそう!!」って、何となく感じますよね。
「良い感じ〜」そして、いよいよ最後の仕上げに入ります。

ナイフをルージュスティックで研ぎなおし、あまり力を入れず慎重に慎重に仕上げをして行きます。

ここにたどり着くまでの長い道のりを思い浮かべながら、「これは素晴らしい音が出るに違いない」などと妄想しながら完璧な削り作業をして行きます。

あくまでも慎重に慎重に、「1回あたりの削る量は1000分の1ミリぐらいかな、1000分の2ミリかな〜」などと何の物理的な根拠も無い事を考えつつ、カレーの臭いがしてくると、「今日もカレーか」など考えながら、窓側に仕上げ中のリードをかざし、「これはいいぞ!!」と喜びながらナイフを滑らした瞬間・・・・・
先っちょが2ミリどっかに飛んでいってしまった。

その瞬間、身体が凍りつき心臓が止まり、間を置かず不整脈の状態になり、約5秒間の金縛り状態。
これって、恥ずかしくって誰にも話したことはないのですが、私だけの症状なのでしょうか。

何故削っている途中で先端が飛んでしまうのか?。この問題を物理的に解明(大げさ?)した資料はいくら探しても見つかりませんでした。

で、あれば自分で解明するしかないとデジタル顕微鏡を購入して解明(確かに大げさ)に取り組みました。

まず、画像1をご覧ください。

[画像1]


画像上部にあるナイフが「刀鍛冶の作ったリードナイフ」”名前はまだない”猫ナイフ(分かる人しか分からない)です。
下部のナイフは私が尊敬するオーボエの師匠から拝領した古いドイツ製のナイフで、スウェーデン鋼で作られたものです。

両者とも完璧に研ぎ上げ、印をつけ、この範囲内で片側ずつ両者のナイフでリードを削り、仕上げてみました。

仕上げた後、刃の状態を顕微鏡で拡大した画像が画像2と画像3です。

[画像2] ドイツ製ナイフ(仕上げ作業後)           [画像3]刀鍛冶が作ったナイフ(仕上げ作業後)


ところで、全般的に刃物にとって、最も嫌な使われ方ってご存知ですか。

リードナイフのように刃を立て、切るのではなく横にスライドをさせて削る作業など、ゼッタイにやってはいけない刃物の使い方なのです。

気の早い方は画像2と3を比べて「は、ハ〜ん。”名前はまだない”リードナイフの優秀さをここで説明するつもりだ」とお思いの方も多いでしょう。

残念ながらそうではありません。

通常のナイフの使い方をすれば、両者とも実力は互角です。だってドイツの刃物ですよ。
この通常の使い方とは、対象物に対する入角を直角とか斜めとかにして割り箸とか切っても画像2のような刃こぼれは一切起きることがありません。実際にやってみた結果です。

つまり、刃物としては優秀ではあるが、リードナイフとして使用するには問題があると言う事だけなのです。
これは、従来のリードナイフ全てに言えることだと思います。

画像2はドイツ製の仕上げ作業を終えた後の画像で、一部の刃が欠けてノコギリ状になっている部分があります。










冷却ベスト




画像4はそのノコギリ状になった部分の拡大画像です。

[画像4]ドイツ製の仕上げ作業を終えた後の拡大画像

もし、この画像4の円部分で同じような力を加え、リードの先端を削ったらどうなるのでしょうか。
このノコギリ状の山の頂上部分は研磨後の良く切れる状態を保っていますので、ナイフに同じ力を加えればこの頂上部分が3倍から4倍の深さで突き刺さってしまいます。結果、深く突き刺さった部分から先のリードが飛んでしまうのです。

これは、食事で使用するフォークを思い浮かべてください。
少々硬い、安モンのお肉でも簡単に刺さってくれますが、同じ力でスプーンを刺しても決して刺さりませんよね。これと同じ原理とお考えください。同じ力を加えた場合、フォークとスプーンとでは、先端に伝わる力が数十倍違って来るのです。

つまり、刃が欠けることのないナイフを使えばリードの先端が飛ぶ確率はグンと低くなるという事になります。

では、何故”名前はまだない”ナイフは欠けが生じないのでしょうか。画像3です。「欠けてな〜い」状態です。

両者の硬さで比較すると・・・。
この硬さの比較ですが、比較方法が色々あってですね・・・。ここでは説明しきれないので興味のある方はネットで検索してみてください。硬度比較で検索します。

戻ります。何故欠けないかと言うと。
”名前はまだない”リードナイフには刃に柔軟性を持たせてあるという事なのです。
業界用語では”ネバリ”といいます。

例えば、長さ10cm直径1mmのガラスの棒と同じ直径のピアノ線を板に立てて同時に力を加えたらどうなるでしょう。ガラス棒はポッキリと折れますが、ピアノ線は柔軟に対応し、折れることはありません。これが、刃物で言う”ネバリ”なのです。

リードナイフは刃物にとって最も嫌な使われ方をされるナイフであることは先に述べました。
そして、嫌な使い方をされても刃こぼれを起さない為には”ネバリ”のあるナイフに作り上げる必要のあることも既に述べた通りです。

刃物の硬度を増すためには”焼き入れ”という作業が不可欠です。
真っ赤になるまで熱したものを、水や油に入れて急激に冷やす作業工程です。テレビなどでたまに見かけますよね。
「焼きを入れてやれ」なんかはここから来ているんですね。多分・・・。

でも、焼きを入れただけでは切れ味のある刃物は作れません。
この後の作業である焼き戻し(焼き直しなんて言い方もします)がとても重要な作業になります。
この焼き戻しで金属の組成が変化して切れ味が増すようになるのです。

焼きいれや焼き戻しの温度と時間は教科書に書いてありますが、教科書通りにやってしまうと普通のナイフになります。この”名前はまだない”ナイフは焼きいれ、焼きなましと元々の原料(鋼材)が全て教科書からはみ出て、特有の”ネバリ”が出るようにしている為、画像3のように刃こぼれする事なく、永切れするのです。画像3ですよ。キレイですね。

刃物の最終工程は”研ぎ”です。もうちょっとで終わりますからね。
この研ぎですが、当然ながら砥石を使います。
砥石には、天然砥石と合成砥石とがあります。
天然砥石は現在でも発掘が続いている鉱山は数える程で、良い物は殆ど掘り尽くされたり、天然と遜色の無い合成砥石が開発されたりと、天然砥石にとって、あまり良い状況とは言えません。

しかし、天然砥石は研ぎ味が良く、作業性も高まり、又、天然砥石で研いだ刃物は永切れする言われています。これには物理的な根拠は無いのですが、確かに永切れします。これは経験上、断言できます。
良い砥石は昔掘り出したものを市場で調達するしか方法はなく、高額なのが頭の痛いところです。

「刀鍛冶の作ったリードナイフ」”名前はまだない”の仕上げ作業は刃の状態によって通常8〜12種類の天然砥石を使って研ぎ上げているので切れ味が良く、さらに永切れするのです。

これらの砥石を揃えるだけでオーボエの本体が買えるほどです。気に入った砥石は数本在庫を持つからです。

「刀鍛冶の作ったリードナイフ」は、リード作りに苦しんだ開発担当が企画・開発したリードナイフです。

良いリードを作るには、良いリードナイフが不可欠だと思います。

切れ味が落ちたと感じた場合は、砥石やオイルストーンを使わず、別売りのルージュスティック(革砥石)で研いでください。
時間が出来ましたら研ぎサービスを行う予定ですので、それまではこのルージュスティックでしのいでください。

誤って落としてしまい、大きな欠けが出来てもその分全体的に細くはなりますが、必ず復活できます。
鋼は背の部分までしっかり入っていますので、極端ですが、残り5〜6mmになってもリードナイフとしての機能は保持されます。
再研磨サービス料金は、通常の研ぎ直しで1000円、欠けが出来ている場合は2000円を予定しております。
必ず新品の切れ味に復活をさせて返送します。これは手間賃と砥石代です。

最後まで御付き合い頂き、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。



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