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クラフトマンシップの真髄を刮目せよ

Manufacturers Standard(マニュファクチャーズ スタンダード)Farmers A.H(ファーマーズ A.H)ホースバット ホースバットリバース コードバン バケッタ 馬革 ブーツ バックジップブーツ ダイナイトロジャーソールマッケイ 日本製
商品番号: SB2
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Manufacturers Standard(マニュファクチャーズ スタンダード)Farmers A.H(ファーマーズ A.H)ホースバット ホースバットリバース コードバン バケッタ 馬革 ブーツ バックジップブーツ ダイナイトロジャーソールマッケイ 日本製




職人たちの想いを紡いだブーツにクラフトマンシップの真髄を見る

1952年に靴職人たちにより創業したユニオン製靴。その後イタリア・マレリー社との技術提携し、1970年代にはモカシーノ製法の靴で人気を博した。
それから50年近く、当時からの職人たちが引退を迎えるファクトリーで、若手の職人たちが自分たちの問題意識から自発的に始めたのが、Manufacturers(マニュファクチャーズ)である。
靴としての技術力や完成度は言わずもがなであるが、単純な「ドレス」「カジュアル」といったカテゴリーにとらわれないアイテムや靴作りは日本の靴業界に革新をもたらした。

そんな同ブランドから2023年に誕生した新たなラインが【Manufacturers Standard(マニュファクチャーズ・スタンダード)】だ。
コンセプトは担当する職人さんたちが「今自分が(職場や休日に)一番履きたい靴」。
靴のプロが履きたい靴ということはつまり、素材・モノ・スタイルなどの細部に至るまで余す所なくこだわりが尽くされた唯一無二のシューズであることに他ならない。

無類の靴好きたちをも唸らせる至高のプロダクトは瞬き禁物である。

このFarmers A.H は馬革の中でも希少部位であるホースバット層(お尻部分)の裏側を用いた『ホースバットリバース』という特に希少な革を使用したバックジップブーツ。
ホースバットを使用したブーツというだけでも価値が高いのに、その上リバースだなんて…
僕含め、革好きの方々なら有頂天にならざるを得ない。

さらにそれをコードバン層、バケッタ層(床面)、吟面層、それぞれの部位を全て一枚の革から取り出し、この一つのブーツにまとめている。
つまり、履き込んでいくことによるエイジングも三種類の革ごとに異なってくる。
深みのある色に変化していく様やムラの出方はワークブーツ、でもコードバン特有の光沢感とそれに伴うトゥ部分の皺の入り方なんかはドレスシューズのソレ。
今まで履いてきたどの革靴とも違う、どんなエイジングになっていくのかとにかく気になるし、履いてみたい衝動に駆られる超魅力的なブーツだ。

革自体がかなり肉厚で、さらに内側にはライニングもついている。
にもかかわらず、オイルをかなり大量に含んでいるため、この手のブーツでありがちなシャフトの硬さはほとんど感じない。
履き始めから自然な歩行を生み出し、靴擦れも起こりにくい。

足周りはブラックラピドと呼ばれる、マッケイ製法の返りの良さと、グッドイヤーウェルト製法の耐久性を兼ね備えた製法を採用。
この作りはグッドイヤー製法よりも馴染みが良くて履きやすい。
構造的にも修理がしやすく、本質的な部材にはできる限りダメージが行きにくい仕様となっているため、オールソールも容易である。
コバの出し縫いのピッチも細かくて、繊細かつ美しくて惚れ惚れしてしまう。

ソールヒールはレザー、硬質EVA、アウトソールにはイギリスのハルロボ・ラバー社が製造する“ダイナイトロジャーソール”を使用。
元は登山靴用のパーツであるソールは返りも良く、グリップ力も十分。
この無骨すぎない適度な重厚感がたまらない。

そして、このブーツのポイントとなるバックジップ。

元々の製品で使用されていたのはTALON。
ヴィンテージのバックジップブーツでも採用されていたため、かなりこだわりを感じるポイントである。
しかし、ヴィンテージ好きなら周知の事実であるが、TALONの弱点は耐久性に難があり、破損しやすいこと。
このブーツも同様だったようで、TALONから“コの字留め”のユニバーサルジップへと変更を施している。

滑りや耐久性が向上したのはいうまでもないが、元の雰囲気を損ねることなく、より洗練された表情を演出することに成功。
簡単なようで難しい部分であるし、何より全体の印象を左右しかねない部分であるだけに、この判断は英断であったと言えよう。

バックルはブラックとナチュラルで加工の仕方を変えている。
ブラックは真鍮砂だしのマットな質感、ナチュラルは真鍮磨きの光沢仕上げ。
それぞれ、経年変化後のレザーの表情にマッチするように仕上げたものだ。
この金具類への並々ならぬこだわりようにも恐れ入った。

今自分が一番履きたい靴。
それは職人たちのエゴなんかではない。
履く人を第一に考えた職人たちの想いを紡いだ結晶体だ。

長く相棒として慈しむことのできる一足を手にしていただきたい。





■商品番号/ SB2


■素材/レザー Horse Butt Reverse(イタリア・MARYAM社)
製法 ブラックラピド製法(マッケイグッドイヤー製法)
アウトソール ダイナイトロジャーハーフソール
ウィズ(ワイズ)2E相当
木型 MSRB-1

※バケッタ、コードバン層にはクラック(ひび割れ)が入ることもありますが、表面の吟面側は強度が安定しているので使用には問題ありません。
※厚手の靴下で履いていただくことを想定した作りになっております。あくまで目安となりますが、実寸値のハーフサイズ下を選んでいただくことを推奨しております。



■原産国/MADE IN JAPAN





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