【有機栽培よりも厳しい基準を守り、食の安全と健康に配慮】
有機農産物で使用可能な資材でも、当農園の自然農法では使用しません。栽培上の都合で使用は認められていても、体に良くないものもあるからです。
畑の生態系や環境破壊、医療の分野でも問題になっている生活習慣病や様々な病気や体の不調を防ぐために、実際に発生している事象から栽培の基準を考えています。
その一つが、人体の機能「腸」から考えた農作物の栽培方法です。どの様な作物が体にとって良いのかを考え、方向性を決めています。
【当農園での無農薬・無肥料の内容】
※法律で表記に関して制約がありますが、実績のある団体の認証があれば例外として認められておりますので、自称ではありません。
また、一般社団法人 [MOA自然農法文化事業団] からMOA自然農法認証を受けています。※一部畑に変更。
・変更理由
農園が求める品質を再現するために、有機JASでは足りず、自給を主とする自然農法プラチナでは安定生産に限界が生じたため、自然資材を外部から購入し使用しています。植物性でも問題のある資材(油かす等)の使用はありません。
【使用している資材】
・緑肥、草、落葉、野菜残さの堆肥(一部)、もみ殻(暗渠)等、安全が確認された植物質。
・鉱物質肥料(岩や鉱石を砕いたもの)、化石類、草木灰などの天然ミネラル
・食べても問題ない食酢や糖蜜
【2025年から一部畑で試験導入を検討】
・養殖でない魚粉、カニ殻(一部の畑かぼちゃに限る、記載あり)
・ジベレリン処理(花ぶるいの酷いぶどうに限る)
【種、苗】
自家採種、自然農法種子、F1種子を利用。
苗は自家育苗(無農薬・無肥料)です。一部植物性のぼかしを少量使用。
※平成29年4月1日発行、MOA自然農法ガイドライン実施要項参考
自然農法の中で植物性資材のみを使用して栽培した農産物です。
作物や土壌が健康でなくなる原因の解消を何よりの治療としております。
病害虫が発生する状態は、植物の栄養状態と生理機能が乱れた状態であり(例外もある)、根本的な対策が必要とされています。農薬の散布といった、病気という現象に一時的な対応行い、農薬の連用となるような方法を解決方法としていません。
【方向性、栽培方針】
・自然科学を一番の師(規範)とする。美味しく健康な作物を育てるため、農法問わず知識を集め精査し利用する。
・不耕起(小耕起)、多様な輪作・被覆作物の利用を行い有機的な繋がりをもつ「生きている土壌を育て続ける」。
・無理な栽培を行わず、土壌と植物の特性に合わせる。
【安全のために】
・口に出来ない、害の恐れがあるものは使用しない。(散布や施肥等)。
・造成等で人工的に畑が作られた場合は、自然に近い機能を取り戻させる手助けを行う。
・(主にりんご)実際の現場から遺伝子的に栽培が難しいと判断される場合は、少量植物の活性を高める資材(植物性)を使用するか、品種改良を行う。
・種子は出来るだけ自家採種した種を用いる。固定種では食味の良くないものは美味しいF1種を使用する。
・美味しくないものは販売しない。畑にて還元します。
【自然農法の栽培面積1.3ha】
・果樹-りんご、ぶどう、ハスカップ、カシス、洋ナシなど約65a
・野菜-トマト、エンドウ、ジャガイモ、スイートコーン、かぼちゃ、キュウリ、野菜セット用など約65a。
肥料、農薬の基準|細胞レベル、命の成り立ちから必要なものを逆算
自然界の生物的営みを阻害する事の少ない、植物性有機物や腐植を主な栄養源とし、微生物の分解過程を経て植物の栄養とします。
品種改良された安全な作物と、分解の過程を終え安心できる適切な栄養のもとに育てられています。
遺伝子組み換え作物も必要となりません(当農園では使用しませんが、厩肥等を利用する場合は作物、収穫物の害にならないよう、家畜の飼料は人為的な化学物質が含まれていないものを利用し、抗生物質も使わないものを適切な分解過程を経て適量を使用するのは良いと思っています。)。
農薬や、それに準じるものは不使用です。それは、植物の代謝や生育環境に大きな変化をもたらし、何年も影響が及びます。結果、食味や栄養量に良くない影響が多いので、不使用としています。※最悪の場合は極部分的(ぶどうのジベレリン処理)に使用を検討している場合もあります。
※詳しくは遠野もぐもぐカントリーで検索。 |