THE 日本！神仏習合の世界観を描く曼荼羅図高野山をモチーフに神仏習合の世界観を表現した作品です。異国情緒に富む大日如来とその下に配される男女は日本の神さま（特定のものではない）を表し、右側には春日鹿曼荼羅が描かれます。神鹿の背の榊に支えられた大きな円形の鏡は「春日大明神」を表し五体の仏は文殊菩薩、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩、十一面観音でそれぞれ若宮、一宮、二宮、三宮、四宮の本地仏を表しています。左下の船は遣唐使（外国）、右下は安珍・清姫伝説の竜神（日本）で対比し、神と仏が渾然一体となっている日本の信仰心を描きます。

デジタル技術を用いた高品質印刷に、スコディックスと呼ばれる特殊加工を重ねるHAKUジクレ。絵柄に沿って金属の箔や透明の樹脂を乗せることで、彫金にも似た三次元的立体感が生まれます。