ヤマグチのきなこ物語
「風味豊かなきな粉は焙煎が命」とし「きなこ革命」を起こした物語です。
優れた商品を作る為には優れた原料が必要なことは言うまでもありません。
産地を吟味し選別された原料を取り扱っています。
1920年に回転ドラム式の鉄釜できな粉の製造を始めて以来、1970年平釜ガスロースターを導入する。
高度成長期と言う事もあり大量で安定した品質のものを生産する必要がありました。
現状の生産設備では安定した品質を担保できないと考え、以前から取引があった大阪ガス(株)の担当者にまったく新しい焙煎機の共同開発を相談しました。
1978年に大阪ガス(株)エネルギー事業部と共同開発で試作機を制作。
1979年に熱風式焙煎機1号機を日本で初めて導入しました。
流動加熱式焙煎機(熱風焙煎)方法を取り入れたことで白くマイルドなきな粉から濃くビターなパンチのきいたきな粉まで、焙煎温度と焙煎時間を微調節することで顧客のオーダーに答えることが出来る様になり大量で安定した品質の京きな粉を供給することが可能となりました。
和菓子職人が求めるきな粉から新たな市場での素材としてのきな粉へと可能性を拡げました。
又、大阪ガスと共に熱風式焙煎機を業界に広めたことはまさに「きな粉革命」ではないでしょうか。