表皮(キューティクル)は、表皮が荒れてツヤがなくなり、クシ通りも悪くなり、から みやもつれも起きやすくなります。 皮質では、その内部組織を糊で固めるようにしているうえに、水分を保つ役割もし ている無定形なタンパク質やムコ多糖(炭水化物)など、一般に間充物質と呼ば れる物質が溶出するために、 a. うるおいを失って弾力性のないパサパサ、ガサガサな感触となります。 b. 切れ毛が起きやすくなります。 c. 水分(モイスチュア)の不足から静電気がおきやすく、一層もつれやすく、か らみやすくなります。 一方皮膚では、肌が荒れて赤らんだり、往々にして痒みを伴います。うるおいがな く、フケが目立ちやすくなります。pHもアルカリ側に傾きがちで、雑菌による皮膚ト ラブルも考えられます。