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胡蝶蘭の育て方・栽培管理方法
胡蝶蘭の性質
胡蝶蘭の花の形が蝶に似ていることからPHALAINA(蝶)とOPSIS(のような)の2語により名付けられました。胡蝶蘭は熱帯アジアに分布しておりフィリピン群島が主な原産地です。胡蝶蘭は高温で湿潤な河川や海岸に近い樹木に着生しているため高温多湿、通風を好みます。通常、胡蝶蘭の花芽は9〜10月頃から伸び始め、2〜4月が開花期になります。
胡蝶蘭の温度
胡蝶蘭の冬の最低温度は20℃が理想的ですが、15℃以上なら冬でも生育します。温度とともに湿度(60〜70%)が高いとこが必要ですから、温度だけに気をとられていると失敗することがあります。胡蝶蘭の花を見るだけなら12〜13℃位でも構いません。6〜9月は通風の良い場所に置きましょう
胡蝶蘭の置き場所
胡蝶蘭は冷暖房器(エアコン)の近くは、避けてください。
強光線を嫌います。レースのカーテンなどで胡蝶蘭を遮光をしてください。
冬で30%夏で70%の遮光を目安とします。
胡蝶蘭の鉢元に施されたラッピングは一週間くらいで外してください。
胡蝶蘭への水の与え方
胡蝶蘭は肥大した茎(バルブ)のない種類ですから、長い期間の乾燥には強くありませんが過湿も根腐れを起こすので水苔が少し湿り加減の状態にします。
冬はやや乾き気味にして、春から秋にかけては少し多めに潅水します。
鉢の中心部が乾いたらコップ一、二杯程度与えてください。
その際、鉢皿に溜まった水は捨ててください。
冬は水道の水をそのまま与えず、汲み置きの水を与えてください。
胡蝶蘭の肥料
春から秋にかけてはハイポネックスを月に2〜3回潅水と一緒に施します。
冬は、特に必要ありません。
胡蝶蘭の花が咲き終わったら
胡蝶蘭の茎の付け根から10cmあたりのフシの上、1cm位の所を鋭い刃物で切り、
胡蝶蘭の花の部分を切り取ってください。条件が合うとまた新しいお花を楽しむことが出来ます。
胡蝶蘭の植え替え
5〜6月の夜間・日中ともに暖かくなってから始めます。胡蝶蘭の鉢底に1/3位鉢かけらを入れ、水苔で根を傷めないように植えます。鉢は、素焼鉢が良いでしょう。
開花鉢の管理
胡蝶蘭の茎と茎を結んである紐は、輸送時の揺れ防止の為、飾る時は外して下さい。
胡蝶蘭の開花中は、居間や玄関に置き、楽しみましょう。胡蝶蘭のつぼみが開きやすいように霧吹き等で湿度を高める工夫をしましょう。冷暖房機器の風が直接当たる所は、絶対に避けてください。胡蝶蘭の花が終わったら胡蝶蘭の花茎を元より2〜3節残して切ると、もう1度胡蝶蘭が咲くことがありますので、試してみてください。
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