昔から高温多湿な日本の風土に適していたのが畳です。
断熱性と保湿性があります
金属や木材などに比べて空気は熱を伝えにくいという性質を持つため、羽毛布団と同じように冷たい空気をシャットアウトし、蓄えた熱を逃がしにくい特性があります。だから畳は暖かく心地よい床材と言われています。
優れた吸放湿性
現在の住宅環境の中では、抜群に調湿作用がある畳は和室をちょうどよい環境にする優れた床材です。 畳床、畳表が湿気の多い時には吸収し、乾燥しているときは水分を吐き出すという事を、日々繰り返しています。 そのため、畳は日本の高温多湿の気候に最適と言えます。
弾力性と自然色
い草がスポンジ状の構造をしているため空気を蓄え、フカフカした感触を生み出しています。畳床にも空気がたっぷり含まれているので、これらがクッションとなり寝転んだ時は心地よく、転んだ時の衝撃も和らげてくれます。また畳の色は天然に近い自然色であり安らぎの触感と視覚を与えてくれます。
空気の浄化とリラックス効果
畳の清々しく懐かしい香りはい草によるもので、その香りには鎮静作用があります。また東大工学部の研究によって、二酸化窒素を吸着する働きがあることも分かりました。畳は空気を浄化しながら森林浴と同じような
リラックス効果をもたらしてくれます。
吸音・遮音効果
畳床の中の空気が余計な音を吸収します。そのため畳の部屋は静けさを感じ、衝撃を弱くする弾力性もあるので少々乱暴に歩いてもその振動や足音が弱まります。