いなにわ手綯うどんは,寛文五年の頃より稲庭の里に伝わる手づくりの乾麺です。乾燥させた麺は長期間の保存が可能なことから、高級保存食として贈答用などに用いられ、宝暦二年(1752年)には秋田藩御用達となるなど珍重されてまいりました。
原料は小麦、水、食塩だけ。現在でも原料は吟味に吟味を重ねて選んでおりますが、何よりも大切なことは伝統の製法をかたくなに守り続けることと考えております。日々の気候に応じて微妙に変わる原料の混ぜ合わせ、練り、熟成、手綯い、延ばしなど、すべては熟練した職人の手技から生み出されます
私どもがこだわるのが「手綯い(てない)」の技。どんなに機械が進歩しようとも職人の微妙な手の動きや力加減は再現できるものではありません。熟練した職人の技こそが「いなにわ手綯うどん」の味と食感の秘訣といっても過言ではありません。
世界的な食品コンクール「モンドセレクション」において
「いなにわ手綯うどん」は、特別に優れた食品だけに贈られる
最高位の最高金賞を1999年から16年連続で受賞いたしました。
同時に、3年連続で最高金賞を受賞したものだけに贈られる国際
最高品質賞も2001,2004,2007,2011,2014年に受賞。これらの栄誉
は「いなにわ手綯うどん」の高い品質が世界に認められた証。
稲庭の里で連綿と受け継がれてきた伝統の味は、
今、世界の味になりました。
稲庭うどんの本場である秋田県湯沢市稲庭町は数十社の製造
メーカーがございますが、モンドセレクションで最高金賞を
受賞しているのは当店だけでございます。