伊勢木綿/紙・文具の専門店ミフジ


臼井織布株式会社とミフジ株式会社のコラボ製品。
両企業とも明治期には創業、三重県津市にて現在も営業中であり、
両社長が「地元の逸品をもっと知ってもらいたい」と意気投合。
それにより現在、ミフジ株式会社では、
三重県指定伝統工芸品:伊勢木綿を使った製品を全力で開発・販売中。
ペンケース・名刺入れ・文箱・ブックカバー・ファイルカバー他を取り扱っております。

<伊勢木綿 作り方>
1 原糸のこだわり

伊勢木綿に使われている糸
肌ざわりの良さ。独特の柔らかさ。
伊勢木綿の特徴は、すべてこの原糸からきています。
使う糸が一般的な糸に比べて縒りが弱いため、とても繊細なんです。
少しの力で御覧の通りすぐに切れてしまうデリケートな糸。
糸が細く、繊細だからこそ、肌触りがやさしい。
ずっと肌身離さず、使いつづけてほしいからこそ、徹底的に原料にこだわっています。
2 糸を染める

糸染め前の原糸
伊勢木綿はまず、原糸を染めます。
染と同時に糸切れを防止のため、天然のでんぷん糊を用いて糊づけします。
こうしてむかしからの伝統手法を今も変わらず守りつづけているのです。
この写真は、染める前に糸を巻いて整えているところです。
3 染糸を巻きなおす

染糸(たて糸)の巻きなおし風景

たて糸ラック
巻きなおし後、こうしてラックに収納されていきます。
実に100種類以上ある中からいろいろな組み合わせによって様々な柄が生まれます。
4 織る

豊田自動織機製 鉄製小幅動力機Y式
一反13m織るのに丸1日要するとのことですから、そのスピードは決して速くはありません。
もし最新式の速く、勢いのある織機で織れば、伊勢木綿の場合、
糸自体が繊細なため、糸が切れてしまいます。

5 糊おとし

洗い終わった反物は丁寧に並べられて天日干しにされます。
この糊を落とす行為が伊勢木綿の柔らかさの秘密でもあります。
▼下記にて原反製造光景動画あります!!▼
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