中村硯・雨畑硯/紙・文具の専門店ミフジ

中村硯
蒼竜石を使った高知県四万十市(旧中村市)の銘硯「中村硯」。
原石は土佐清水市下ノ加江字荒谷より産する蒼黒色の粘板岩で、
俗に荒谷石(別名:蒼竜石)と呼ばれています。
蒼竜石を使って初代一水氏が作硯をはじめましたが、その蒼竜石は商品登録してあるため、
旧中村市(現四万十市)にちなんで「中村硯」として製造販売を開始されました。
現在では二代目:坂本一水(坂本圭一)氏が跡を継がれ、作硯されています。

中村硯の歴史
中村硯の歴史は、高知県四万十市(旧中村市)で、
初代坂本一水先生(故坂本賢造氏)の手で始められました。原石は蒼龍石。
実は当初、土佐硯の作硯も行っておりましたが、その後、中村硯のみに絞られました。
蒼龍石の硯自体は、
商標登録済みで橋本耕雲(はしもと こううん)先生が作硯されておりましたので、
硯銘を「中村硯」としました。
上記写真は、二代目坂本一水先生(坂本圭一氏)の作硯場。

現在は、二代目坂本一水先生(坂本圭一氏)が跡を継がれています。
坂本圭一氏は大森丁斉(おおもりちょうさい)先生を師とされ、
2015年現在も少しずつ作硯されております。

少し前までは全国の百貨店などへ行商されておりましたが、
腰を患われてからは、作硯ペースも少し落ち着いたようです。

※お問い合わせについて
現在、初代一水氏の逸品は在庫がございません。
ご要望あれば出来る限りお応え致しますので、宜しくお願い申し上げます。
※ご注意!!
最近、楽天ショップ様の商品画像を無断転用した悪質サイトが存在しております。
前金制で商品を届けない悪質な詐欺サイト(登録情報は全てデタラメ)ですので、
絶対に振り込まないようお願い致します。
当店(ミフジ株式会社)とは一切関係がございませんので、ご注意ください。
あめはたすずり
雨畑硯
原石:雨畑真石(2011年商標登録)
山梨県南巨摩郡早川町雨畑地方で現存する唯一の「坑道」から採れる
雨畑真石(2011年商標登録)を使って硯刻士:望月玉泉氏が彫った銘硯「雨畑硯」。
ミフジでは様々な逸品をご用意しております。

雨畑すずりについての詳細はこちら(2013年5月1日付けの記事にて言及しています。)
↓ ↓ 硯刻士:望月玉泉氏による作硯動画はこちら ↓ ↓

1 坑道
現在、使用されている坑道は早川沿いにある1つのみ。
削岩機や発破士によるダイナマイト爆破で原石の採取は、困難をきわめ、
原石を採ってもその半分しか使えないそうです。
さらにそこからその約3分の1しか実際に硯材にならないそうです。
単純に計算して20%しか製品にならないため、とても貴重であるとわかります。


2 作硯
原石の採掘と選定&石割りが終わったら
いよいよ荒彫りから手彫り仕上げ、そして最後に磨きを加えて完成になります。

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