2024年10月 |
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■が定休日です。
実店舗は、祝日は営業しております。 営業時間9時から19時頃迄となります。
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ラティーナ県にあるプリヴェルノはちょうどローマとナポリの中間に位置するやや内陸側のエリア。周囲を山に囲まれ、その先には海があり風に運ばれた砂が大きく影響した土壌です。ワイン産地としては非常に小規模。葡萄よりも野菜や果物、オリーブ、そして土に多量に含まれるケイ素を原料としたガラス製造&採掘が盛んな町でした。
30年ほど前からイタリアも大きく変わっていき、地元の人々は事務仕事が主になり、多くの若者は仕事を探しに町を出て行くようになったそうです。そういった経緯でこの町の畑は手入れされずに残されていました。しかしそれがある意味セーテ達のワイン造りに良い状況を生み出しました。
それは多くの畑が企業的なワイン造りの介入を免れ、農薬散布や土をいじったりなどはなく、樹齢も高い樹がごろごろと残ったのです。エミリアーノ達はこれに活路を見出し、町の畑の所有者(主に高齢な方々)に協力を仰ぎ、プリヴェルノでナチュラルなワインを造りを通じて土地の自然と人々を再生させる、農業・社会・文化的なプロジェクトとして動き出すのです。
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2013年から活動を開始、畑レンタルの交渉や、準備に4年間費やし、2017年に醸造したワインから販売を開始しました。このとき最初の顧客取得に一役かってでてくれたのがレコステのジャン・マルコ。彼主催のイタリアでのサロンに呼ばれ、試飲した関係者から大きな反響を得ました。ちなみにこのサロンの参加者はジャン・マルコらしくほとんどがフランスの生産者。
イタリアで参加した生産者はセーテとカンパニアのカンリーベロだけだったそうです。ジャン・マルコからはワイナリーを始める時に「お前がワインを自分で造る?そんなん怖くて考えたくないわ!!」と言われたそうですが、その後、「大切なのはワインに何も加えない事だよ。」とエールを送ってもらえたそう。
エミリアーノは彼をとても慕っており、ワインにもかすかにレコステのDNAを感じる時があります。ワインを初めて販売する時にジャン・マルコやラミディアに相談して、助けもあり、ネットの力もあり運よくワインが流通していった、と感謝していました。
栽培するエリアは、大量の赤土を含み、この中にケイ素が沢山詰まっています。少し湿ったような柔らかさがあり、香りが深い。これにより根が地中深くに届き、フィロキセラの害を免れた樹もすこし存在します。ミネラル感があり、この地の特徴で重厚なワインではなく、飲み手の喉を潤すような軽やかさのあるスタイルがあります。
マセラシオンによる果皮のアロマティックさと優しい旨味を備えた、飲み手にワインで喉を潤す喜びを与えるまさにワイナリー名に繋がるような極上の飲み心地を実現させています。
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飲み手の喉を潤すような軽やかさのある魅力的なスタオイル♪
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プリヴェルノ フローラ[2019]【自然派】
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■プリヴェルノ フローラ[2019]
"フローラ"は、植物という意味があり、名前通り女の子のワインだとエミリアーノ。エチケットのデザインは1800年代のデザイナーであるウィリアム・モリスのデスクトップ背景から取ったそうです。
【産地】イタリア/ラツィオ
【使用品種】モスカート・ディ・テッラチ―ナ100%
【醗酵・熟成】5日間程マセラシオン、澱とともに6カ月熟成
【酵母】自生酵母
【タイプ】白ワイン(オレンジ)・ややコクのある辛口
咲き誇る花やアプリコットの香り。
ビターオレンジの華やかさもあり、キレのある酸とミネラル、じんわりとした旨味とパインのようなフルーティーさがあり、ライチのような南国フルーツの風味も続きます。
※このワインには濁りがございます。
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