私は、天然砥石 いよ工房の奥元でございます。
当社は、愛媛県砥部町にあります。
陶磁器の原料である陶石や碍子の原料を全国の産地に
出荷しております。
砥石の販売を始めたきっかけは、もともと砥部という地名のルーツは、
砥石をつくる集団つくりべの意味で、
その昔、砥部は砥石の産地でした。
砥部町の外山(とやま)にある、砥石山から切り出される砥石は、【伊予砥(いよと)】とよばれ、東大寺・正倉院文書には、観世音菩薩像をつくる際に「伊予の砥」を用いたことが記されています。
時代の変化により、砥石山は閉山され、砥部のルーツでもある砥石を途絶えさせてはならないと思い、伊予砥を復活させブランド化し販売をスタート致しました。
現在、唯一の採掘業者として伊予砥の生産販売をしております。採掘方法は、昔とは違い、重機を使用した採掘方法で、自社の山で採掘した色々な見た目の砥石が採掘されます。
全て、伊予砥の中砥ですが、見た目も研ぎ感も、さまざまな砥石をご用意しておりますので、是非この機会に伊予砥をお試し下さいませ。
多くの方に、伊予砥の良さを伝えていく活動もしております。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。