万葉の歌人が偲ばれる三笠の山々。
「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」(「古今和歌集 巻九」 阿倍仲麻呂)
丸い形を奈良の三笠山の優雅な稜線、あるいは山越しに出た月の形に見立てて名づけられたといわれ、
古来より幾多の人々の想いを受けとめ、詩歌に読みつゞけられた心のふるさとでもあります。
全国的には「どら焼き」で知られますが、愛媛では「三笠」という通り名になっています。
しっとり焼き上げた上質の生地で、素朴な小倉餡をはさみあげました。
お土産におやつにどなたにも喜ばれる伝統の和菓子です。
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