本坊酒造発祥の地「津貫」津貫貴匠蔵
本坊酒造創業の地である南さつま市加世田「津貫」。薩摩半島南西の緑溢れる山あいの中に、創業から受け継がれてきた本坊酒造の原点とも言える蔵があります。
「坊津」(現在の鹿児島県南さつま市坊津町坊)に貫ける道である処から、津貫と呼ばれ、古くから焼酎の里として名を馳せていまいした。戦前には幾重にも石の蔵が連なり、当時は鉄道が石蔵まで引き込まれており、工場で使う燃料を北九州から運び、製品をを県外に運び出していました。
「匠の技は貴し」とする焼酎造りへの情熱と志を今に伝える「津貫貴匠蔵」。長い歴史を感じさせる石蔵が建ち並び、今でも焼酎原酒の貯蔵庫として利用されています。
その佇まいも、昔ながらの製法を守り続ける歴史の重みと、代々受け継がれてきた伝統を感じさせてくれる蔵です。
石蔵と樫樽の話
南国には珍しく毎冬積雪を見るという山間の盆地に石の蔵はあります。真夏でもひんやりとして、一年を通じて温度差の少ない石蔵は焼酎の貯蔵熟成に適しており、ただひたすら旨くなるために、永い時を過ごす長期貯蔵の焼酎が静かに眠っています。
石蔵の重い戸を開け中に入ると、ひんやりとした空気の中で樫樽が上下二段、樽詰めをした順に並んでいます。樫樽熟成の焼酎は、数年の眠りの間に、樫樽の香りと色が微かに溶け込み、淡い黄色を帯びた熟成原酒となります。あせらずにただ待つのも焼酎造りには大切な事です。
津貫貴匠蔵の商品一覧 ※一部抜粋
・原酒貴匠蔵
・石の蔵から
・芋全貴匠蔵
・甕幻
・さつまおはら
・貴匠蔵
・麦焼酎一尋
・麦焼酎桜岳
|