1976年12月にアサイラムレコードから発表されたイーグルスの代表作にして、70年代ロック史に燦然と輝く不朽の名盤『Hotel California』が、モービル・フィデリティ社より オリジナルアナログマスターテープを採用したナンバリング入り限定盤ハイブリッドSACDで登場。

イーグルスにとって初の全米チャート1位を獲得した前作『One Of These Nights (呪われた夜)』(75年) と全米プラチナディスク認定第１号ともなったベストアルバム『Greatest Hits 1971-1975』(76年) の成功によって、ウエストコーストの雄からアメリカを代表するバンドとなった彼らが、満を持して制作した本作。

メンバーチェンジを経てサウンドもより洗練されただけでなく、アメリカ建国200年を迎え、沸き立つアメリカ現代社会へのアンチテーゼや商業主義に重点が置かれていた音楽業界へのシニカルな視点を露わにしながら、当時隆盛を極めていたウエストコーストロックの終焉をも宣言したかのようなアルバムは全世界で爆発的ヒットを記録。バンドを世界規模のアーティストへと押し上げると同時にロック史に残る不滅の金字塔とも言うべき作品となった。

全米アルバムチャートでは、77年１月15日付けで１位を獲得。その後４〜５月にかけて５週連続で１位の座に輝き、トータルで８週間ナンバーワンを記録。アメリカでは発売後１年間で600万枚を売り上げ、これまでに 1,700万枚以上のセールスを記録。全世界では 3,200万枚以上を売り上げている。

リードシングル「New Kid In Town」は全米シングルチャート１位、続くタイトルトラックでもある２ndシングル「Hotel California」も１位となり、２曲続けてNo.１を獲得。さらに３rdシングルの「Life In The Fast Lane (駆け足の人生)」も全米11位のヒットとなった。

また、シングル「Hotel California」は、78年の第20回グラミー賞で「最優秀レコード賞」を、そして「New Kid In Town」も同賞で「最優秀ヴォーカル・アレンジメント賞」を受賞した。

Disc1
1.Hotel California/2.New Kid in Town/3.Life in the Fast Lane/4.Wasted Time/5.Wasted Time (reprise)/6.Victim of Love/7.Pretty Maids All in a Row/8.Try and Love Again/9.The Last Resort