草木染めに使われる植物の多くが、お茶であったり、生薬(漢方薬)であったりします。そして、それらには何らかの効能があるといわれてきました。
ゆえに、古来そうした染料で染めた衣服を着ることで、健康を得るという“衣医同源” という考え方があるそうです。薬を「一服」「二服」と数えたり、「服用」や「内服」といったり、「服」の字を用いるのは、そのためだそうです。
ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちの染料農園で自家栽培したものばかりです。
【 コウボウ(香茅) 】
コウボウ(香茅)は、草地に生えるイネ科オガルカヤ属の多年生植物で、高さ20〜40になり、夏の始めのころには淡褐緑色の穂をつけます。レモングラスと同じ仲間で「香茅」の文字どおり、コウボウにもかすかな香気があります。しかし、それはレモングラスほどは強くなく、これを煮出して染料を作る際には、その優しい香りに包まれます。
日本の伝統色の一つ「苅安色(かりやすいろ)」は、コウボウと同じイネ科の植物で染められており、近い色を染めることができます。ぜひ! そんな色と香りを楽しんでください。
※掲載のカラーサンプルをご参照ください。
※100gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方よって濃度や色味が異なります)。