『糸魚川ジオパーク』
【姉妹店】 糸魚川ヒスイの店 山梨店
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2024年8月29日、当店の翡翠を奴奈川姫(地元では
翡翠の姫として親しまれています)・大国主命(出雲
大社の祭神)を祀っている奴奈川神社と天津彦々火瓊
々杵尊を祀っている天津神社にてお清め・お祓いして
いただきました。かつて奴奈川姫はこの地で翡翠に世の安寧の願いを
込め、日本全国に翡翠を伝播させていったと伝えられ
ています。当店もこの思いを少しでも受け継ぎたいと
思い、奴奈川姫縁の天津神社・奴奈川神社に当店の翡
翠をお清め・お祓いしていただきました。当店の糸魚
川翡翠をお持ちいただいた方に幸福が訪れますように
との願いを込めさせていただきました。
天津神社・奴奈川神社について
天津神社の祭神は天津彦々火瓊々杵尊、天児屋根命、天太玉命の3神。 3神は天津神で天上界の神様です。瓊々杵尊の『瓊』は玉を意味します。天児屋根命は人と神様との間をとりもつ神様です。天太玉命は八尺瓊勾玉や八咫鏡を天照大神に捧げた神様です。3神は翡翠製(メノウ等)の玉とも深い関わりを持ちます。奴奈川神社の奴は瓊=玉を意味し、国津神である奴奈川姫と大国主命が祭神です。まさに玉造に深い関わり持つ天津神と国津神の両方の神々が奉られています。
奴奈川姫(ヌナカワヒメ)について
奴奈川姫は古の昔、糸魚川周辺と糸魚川の特産品で
ある祭祀具「翡翠」を支配していた巫女王です。姫の
賢く美しいとの噂を聞いて、出雲の国 大国主命(出
雲大社の祭神)がはるばる求婚に当地方へ訪れ、求婚
を申し込んだと言います。姫は大国主命に歌を贈答し
一日後に求婚を受け入れ、結婚したと言います。二人
の間には諏訪大社の神「建御名方命」が生まれたとさ
れています。
翡翠お清め神事について
かつて、糸魚川の翡翠は、日本全国に遠くは朝鮮半島や中国にまで、求められ伝播していきました。
その霊力の強さは、クニ同士の戦の勝敗をも決したと言われています。
しかしながら、現代の翡翠にはそれ程の力を感じません。何故、現代の翡翠はその力を失ったのでしょうか? 特殊な製法、造られた場所あるいは奴奈川姫の存在? やはり、奴奈川姫の存在が大きく関係しているのではないでしょうか。
かつて、糸魚川で制作された翡翠製の珠は、歴代の奴奈川姫の御前に集められ、その霊力を引き出され全国に送られたのではないでしょうか? それを示すかのように、天津神社・奴奈川神社の遺跡発掘調査の際、40点余りの勾玉等の完成品が出土したと言います(同神社神主談)。
糸魚川では翡翠製の玉類の未成品は多く出土していますが、実は完成品はほとんど出土していません。それは、完成品は全て奴奈川姫(現在の天津神社・奴奈川神社付近)の御前に集められ、そこから全国に送られたと考えられます。
当店は、この慣習を引き継ぎ、天津神社・奴奈川神社にてお清めをしていただき、全国に送り出したい、そう思い、翡翠お清め神事を執り行っております。
当店の翡翠をお持ちになられた方々が少しでも幸せになっていただければ、幸いに存じます。
糸魚川翡翠お清め・お祓い時のワンシーン
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