茶は、ツバキ科の植物であり、製法により以下2種類に分類されています。
不発酵茶・・・緑茶（蒸したり炒ったりして酸化酵素を失活させてから揉む茶)
発酵茶・・・紅茶（熱をかけずに十分酸化させた茶）、ウーロン茶や包種茶（萎らせてから熱をかけて酸化を止める半発酵茶）、黒茶や阿波番茶（熱処理した茶葉を微生物で発酵させた後発酵茶)
煎茶とは、新芽が出てから摘み取りまで、日光を遮らずに栽培し、茶葉を蒸して揉みながら乾燥させた緑茶です。
茶葉には、ビタミン(A,B,C,E)、ミネラル、食物繊維、テアニン等のアミノ酸(旨み)、フラボノイド、サポニン、カテキン類(渋み)、カフェイン(苦み)などが含まれます。
緑茶に含まれているポリフェノール類のカテキン類には、エピガロカテキンガレート(EGCG)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピカテキン(EC)があり、数多くの生理機能性があります。
特にカテキン類の約半量を占めるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、茶以外の植物では見いだされていない特殊な成分があり、アレルギーなどに有効とされており、副作用もないことから、製薬にむけての研究が進んでいます。

《茶の効用》
眠気覚まし、熱冷まし、利尿、脱臭、酔い覚まし、抗菌作用、消臭作用...



上の表の通り茶葉の栄養価が高いことが分かります。
余分なナトリウムを排出してくれるカリウムが非常に豊富です。
ビタミンB群は、相互に働きかけ体の中で行われる分解や代謝を助けてくれる働きがあります。
テアニンはリラックス、ストレス緩和作用。
このように栄養価が高いお茶ですがお茶として飲んだだけでは栄養がほとんど摂れていません。
豊富な栄養を摂るには、是非、茶殻（出がらし）を捨てずに食べるようにしましょう。






《 茶殻VEGANチョコレート 》

【材料】
ココナッツバター　300ｇ
豆乳　200ｇ
有機煎茶　茶殻30ｇ　
原料糖　30ｇ

【作り方】
①煎茶の茶殻と豆乳を真空ブレンダーにかけます。
②ココナッツバター、原料糖を加えさらにミキシングします。
③鍋に移し、滑らかになる程度に温めます。
④型に入れ、冷蔵庫で冷やしたら完成。