人気ブロガーが読者の熱望に応え、
ちょっと足を伸ばして関東の古社、名刹へ
あの家康さんや将門さん、龍、天狗、狼、狐など
眷属さんたちと楽しい会話。そこにいらっしゃる
神さま仏さまを感じ、直接おしゃべりしてきました
私は霊感がないから無理と、こころを閉ざさないで、
実際に神社やお寺に足を運び、自分の感覚で
コンタクトしてみることをおすすめします。
[日光東照宮]家康に聞いた本音とは―
[飯縄神社]座って祈ると、天空の神々につながる“聖石”があった
[三峯神社]“悪霊”を追い払ってくれる神のお使い狼の「出張制度」とは?
[小菅神社]大天狗から怒られた女人禁制の聖域のパワーは凄い
[神田明神]将門は“怨霊”じゃありません!?
[於菊稲荷]みなさまへ時空を超えたお菊さんからのお願い
……ほか、二十余社寺
桜井 識子 著 2016.03.01 発行
ISBN 978-4-8024-0013-8 C0011 四六並製 312頁
まえがきより──
この本を手に取っていただきありがとうございます。
今回は関東地方の神社仏閣を回って得たいろいろな神仏のお話をまとめました。
神社やお寺をただ紹介するという内容ではなく、そこで神様や仏様、眷属とお話をしたこととか、私が実際に見たもの、感じたことなどを書いています。
関東は遠くて行けない、時間が取れなくて今行くのは無理、という方にも楽しんでいただけるよう構成はテーマ別にしています。
烏天狗と大天狗の詳しいお話や、お犬様と呼ばれる狼の眷属のお話、平将門怨霊説など、興味を持って読んでいただけるのではないかと思います。
群馬県高崎市にある於菊稲荷神社の於菊さんから招待を受けて参拝した話も書いています。
於菊さんの切実なお願いも伝えていますので(於菊さんはこの神社の眷属の1人です)、この部分は是非是非、皆様に読んでいただきたいです。
本書は高波動の神仏を多く書いているせいか、みっちりと高密度になっており、書く時に続けて書くことができませんでした。
ちょっと書いては休憩し、また少し書いては休憩し、時々エネルギー補充のために体が勝手にうたた寝をしたりして、休み休み書き上げました。
それほど力のある素晴らしい神仏ばかりのご紹介です。
どの神様にもどの仏様にも会ってみたいと思われるのではないかと思います。
話は変わりまして……、私は熊野地方にある玉置神社の神様にこう言われたことがあります。
「お前にわかる能力があるのは特別な人間だからではない。お前なら正しく伝えることができるからだ」
この言葉は肝に銘じていて、自分が見聞きしたこと・体験したことは、一切装飾したり誇張したりせず、本当にそのままを書いています。
時々、常識では考えられないことが起こったり、不思議すぎて自分でも信じられない出来事もあったりします。
本音を言うと、そういう出来事をありのままに書くことには躊躇いがあります。
人は信じてくれないだろうと思うからです。
この本を読んでいただければおわかりになると思いますが、私自身、自分が目の前で見ている神仏でさえ半信半疑で話を聞くことがあります。というか、たまに疑ったりします(笑)。
神仏の言っていることが、自分の頭の中の常識と相容れないためです。
見えない世界の話を丸ごと信じるのは難しい、ということは経験的に私も熟知しております。
だからこそ、信じてもらえないだろうなぁと冷静に思うわけです。
ここでいただいたメールを一通ご紹介致します。
【ご著書『「神様アンテナ」を磨く方法』がアマゾンのベストセラーランキングに入っているのを見て、なんだか面白そうな本だなぁと惹かれました。
中を見てみたかったので書店に直行して、『ひっそりとスピリチュアルしています』と『「神様アンテナ」を磨く方法』を入手しました。
最初に読んだのは『ひっそりとスピリチュアルしています』のほうです。
本のタイトルから、いろいろなパワースポットを巡る体験記のような感じなのかな、と想像していましたが、霊や神様についてのもっと深いことが語られていたので驚きました。
(中略)私はスピリチュアルな話に興味はあるのですが、身近に霊の話をする人や、まして神様とコンタクトをとれるという人がいなかったので、正直に言うと桜井さんのお話に最初は面食らう部分もありました。
けれど読み進めるうちに納得できる部分が多くあって、だんだんと「桜井さんのおっしゃるとおりなのかもしれない」と思うようになりました。
といいますか、「桜井さんのおっしゃるとおりだといいな」という気持ちになりました】
初めて私の本を読まれる方は、この方のように戸惑う部分があると思います。
特に今回はオール神社仏閣紹介の内容で、神様に聞きました、仏様に聞きました、というお話ばかりです。
これって本当なの? 事実なの? と思われるのは当然です。
でも、そこにばかりに集中して読むと、神仏の良さやありがたみが届かないように思います。それは非常にもったいないことです。
ですので、不思議すぎる! と思われたら、このメールの方のように、
「そうだといいなぁ〜」という、ファンタジー小説を読むような感覚で読まれるといいかもしれません。
無理して信じなくてもいいと思います。
そんな世界があったらいいな、想像すると楽しいな、とちょっとだけでも神様仏様に興味を持っていただけたら嬉しいです。
すべてはそこから始まると思うからです。
あとはご自分でその興味を広げていけば、必ず神様仏様の愛情にたどり着けます。
自分がどんなに守ってもらえているのか、どんなに目をかけてもらえているのかが、しっかりとおわかりになる日が来ることと思います。
この本が興味を持つという「気づき」の第一歩になれば、大変光栄に思います。
目 次 ――
まえがき
第1章 日光の仏様たち
立木観音様とラッキーな鐘[中禅寺]
護摩祈祷の迫力[輪王寺1]
ミステリアスな神様がいる常行堂[輪王寺2]
家光公の墓所・大猷院[輪王寺3]
家康さんの人柄[東照宮]
第2章 平将門怨霊説
将門さんは怨霊なのか?
将門さんの最初の印象[神田明神1]
二度目の参拝[神田明神2]
将門さんの娘が刻んだ像がはじまり[國王神社]
胴塚[延命院]
将門さん終焉場所の比定地[北山稲荷大明神]
将門さんとの会話[國王神社にて]
その後の将門さん[築土神社]
第3章 日光の神様たち
霧の中で見えた龍[華厳の滝]
古くからいるお稲荷さんと女峰山拝殿[滝尾神社]
女峰山の女神様とは
寂光の滝と女神様
第4章 天狗伝説
パワースポットの奥社[小菅神社1]
大天狗さんとの会話[小菅神社2]
天空の神々に声が届く貴重な場所[飯縄神社奥社1]
烏天狗さんとの会話[飯縄神社奥社2]
心癒される宿坊と両天狗がいる神社[古峯神社]
参拝者に優しい山[高尾山薬王院1]
修行中の仏像の頼みとは[高尾山薬王院2]
神仏のスカウト[高尾山薬王院3]
第5章 お犬様伝説
宿坊に前泊[三峯神社1]
子狼たちと登る奥宮への道[三峯神社2]
驚くべきごりやく[三峯神社3]
奥宮のパワースポットと開運について[三峯神社4]
ペットに優しい神社[武蔵御嶽神社1]
三峯とは性格が違う眷属の狼[武蔵御嶽神社2]
第6章 神奈川県伊勢原市で出会った神様
親子で神様[比々多神社]
自分で感じる神様が大切[大山阿夫利神社1]
比々多神社について[大山阿夫利神社2]
神様が人間を思う気持ち[大山阿夫利神社3]
第7章 於菊稲荷神社
於菊さんからのお誘い
於菊さんの願い
あとがき