できれば、お子様自身のお雛さまを。
雛人形は、お子様の健やかな成長を願って飾るもので、お子様にふりかかる災いを身代わりとなって受けてくれるお守りと言われています。意味合いからすれば、お下がりではなく、お子様自身の人形を用意してあげるのがいいでしょう。
両親や祖父母と一緒に祝い膳を囲んでお祝いをしましょう!
雛人形を飾り、雛あられやちらし寿司、はまぐりのお吸い物等の祝い膳を囲んでお祝いをします。
最近は、写真館やフォトスタジオでも雛祭り用の撮影プランもあるので、記念写真を撮るご家族も増えてきています。
地方によっては、神社にお参りをし、祝詞をあげてもらうこともあります。
一般的には、お祝いの席へのご招待がお返しの代わりです。
祖父母や親戚からお祝いをもらったら、お返しの代わりに、お祝いの席に招待します。
その場合、品物でお返しは必要ありません。
ただ、招待するのが難しい場合は、「内祝い」を送るのが良いでしょう。
内祝いの品物の相場は、頂いた金額の1/2〜1/3程度。お礼状、初節句の写真を添えても喜ばれると思います。
三月中にお返しできるとベストです。
飾らなくなった時が処分の時期です。
特に決まっておりませんが、雛人形の持ち主が自立し、ご家族やご自身が「雛人形が役目を終えた」と感じた時が処分の時期だと思います。
雛人形を処分する方法はいくつかありますが、各地で年に数回、人形供養祭という行事が行われておりますので、参加するのもよろしいかと思います。
(社)日本人形協会で人形供養代行サービスを行っておりますので、供養祭にの参加が難しい場合は、ご利用されるとよろしいかと思います。
菱餅
菱餅は古代中国から伝わってきたと言われています。
春らしい彩りの菱餅ですが、その色にも意味があるそうです。
・ひしの実が練りこまれている白色→雪・大地
・ヨモギの葉が練りこまれている緑色→木々の芽
・くちなしの実が練りこまれている桃色→生命・魔除け
菱餅の食べ方は特に決まりはありませんが、角から食べると縁起良い言われております。
食べやすい切り方は、色の境目に包丁を入れるとスッと切れることが多いそうです。
切った後、オーブントースター等で焼いてお召し上がりください。お醤油やあんこを付けて食べると一層おいしく頂けます。
雛あられ
サクっとおいしい雛あられ。パステルカラーで見た目も可愛い節句菓子です。
実は、雛あられのカラーにも菱餅同様意味があります。
雛あられが誕生した説はいくつかあるようですが、「桃の節句を外でも楽しめるように、菱餅を外で食べやすいように砕いて作った」という説が有力だそうです。
ちらし寿司
雛祭りと言えば「ちらし寿司」
何か意味のあるメニューと思いきや、実は、桃のお節句にちらし寿司を食べる理由は特になく、何となく現代に定着したのだそうです。
とは言え、エビやレンコン等、縁起のいい食材で彩られたちらし寿司は、見た目も華やかでおめでたい席にピッタリのお料理です。
その為、雛祭りの定番メニューとなったと言われています。
はまぐりのお吸い物
上品なお出汁が美味しい人気のお吸い物。香も良く、一口含むとほっこりと幸せな気分になります。
はまぐりは、一組の貝殻同士でないと、ぴったりと組合すことができなことから「いい出会いがありますよに」と、良縁を願って食されてきたと言われています。
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