色遊びコマ

-----東京国立博物館納入-----
-----文部省認定により全国の6割の小学校3年生の教科書に掲載される (2015年度より)-----

古くて新しいおもちゃ 色遊び独楽を回してみよう! この独楽は形とデザインに工夫が凝らされていて、誰でも簡単に回すことができ、楽しい色遊びが体験できます。 赤と青の独楽は色がとけあって紫のグラデーションがうかびあがり、風独楽はゆっくりと回すと風がそよそよ吹いているように見え、強く回すとつむじ風になります。カラフルな三カ月独楽は無彩色となり、白黒の独楽は目の錯覚によりうっすらと虹のような色が見えることがあります。そして回転中の独楽に顔を近づけて瞬きをくりかえすと、混じりあった色が分解されて見えたり絵が立体的に飛び出して見える独楽もあります。 さあ、あなたのお気に入りの独楽はどれですか? たくさんの色の不思議を発見して下さい。 |


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1歳半の男の子 まだまだ一人では回せません。ママに「独楽を回して」と身振りでせがんでいました。 |

BSフジテレビキッズ「モノコト駄菓子屋」に色遊びコマとともに出演しました。2008年7月
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ハーフの女の子 うまく回せたかな? |


お気に入りの独楽をカゴにでも入れて、テーブルの上に置いておくのはどうでしょう。 ホッと一息、お茶を飲みながら。 お客様にお待ちいただく少しの間。 独楽を回してちょっと息抜きしませんか。懐かしい子ども時代に戻れるはず。 |
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主観色についての科学的見解 なぜ白黒の独楽が回転すると色が見えるのか? |
独楽を回すとその模様や色が混ざって別の色に見えます。それを色彩の世界では 「継時加法混色」といい、白と黒の独楽は照明や回転速度によっては一人一人違う色が見えるので「主観色」と言います。(カラーコーディネート講座より) 目には明るさを感じる細胞と色を感じる細胞が(モザイクのように)隣り合っている。白黒が激しく変化すると明暗を感じる細胞が強く反応する。これに隣り合った色の細胞がこの刺激に引きずられて反応してしまい色が見えてしまうのではないか‥‥というのは10年前までの定説。 現在の科学では、色の知覚には脳が非常に深く関わっていて、網膜の上の細胞(錐体)の働きだけでは説明できない(少なくとも人間は網膜だけで色を感じているのではなく)脳の中で人間が色を感じる仕組みのどこかをベンハム(白黒)のコマはうまくだましてしまうので色が見えるらしい‥‥というのがここ10年くらいの間に解ってきたことです。 |
平成教育委員会の理科の時間に発色独楽の見え方が出題されました。 |





沖縄子供未来館に色遊びコマのデザインが使われました。![]() |
このコマは娘と一緒に遊びながら3日間で、50パターンアイデアを出しバランスよい組み合わせとして12種類に絞り込んだものです。以前、国の事業として沖縄子供未来館に電動式に回転するコーナーを作る企画があり、銀河工房のコマをヒントに多くのデザイナーに新しく図案を発注されたのですが、最終選考に残ったのは、ほとんど銀河工房の開発したデザインだけでした。一流とされるデザイナーもあの時のインスピレーションには及ばないようでした。他にもコマーシャルに使われたり、北野武さんの番組に登場したり、東京国立博物館に納めるなどずいぶん活躍してくれました。現在は文部省認定により全国の6割の小学校3年生の教科書に掲載されています。 (2015年度より) そしてコマのデザインが進化し芸大生や一般の方のための教育プログラムが生まれています。ワークショップも受け付けています。おもちゃデザイナー 小林 茂 |