掲載の管楽器関連の製品は店頭での試奏/展示/販売を行っておりません。

※返品交換は原則行っておりません※
・個体差によって装着不可であった場合
・お客様判断で製品不良としたもの
・装着感や吹奏感が思ったものと違ったなどといった場合
・ご注文間違いによって装着不可であった場合
...など

▼個体差について

クチコミ、評価、傾向があってもマウスピースの装着、吹奏感はご自身の楽器でご本人様が試すしか結果は分かりません。人がどんなに良いと評価しようが自分にとって良いかどうかは分からないということです。沢山のアクセサリー類が存在する理由はそれだけ色々な需要があり、合う合わないがあるからです。希に同じブランド同士でもごく希に若干合わないものが存在します。それはかなりシビアに装着感を見られる方にしか気づかないかもしれませんが、どんな高級なものであっても個体差が存在するのは意外と皆様承知のこと。運悪くお互いに若干の差があった場合、装着ができないといった結果が生まれることも希ございます。機械でもハンドメイドでも同じ型番が100%の同じ形状とは言い切れません。
また、製品精度などの問題も関係しています。海外製においては製造が粗いところがあります。また、輸入代理店での検品の緩さもあります。かなりの量と種類が存在しており、検品がロッド単位で行われることもあります。中には状態があまり良くないにもかかわらず検品を通過してしまう場合もありますが、どこかしらに何かあるといったことも少なくありませんので、見た目だけで全て省くと販売できる個体が無くなってしまうことさえあります。お国柄というところでは日本のように綺麗に製造するという基準が低い場合もあり、これを日本人の感覚で問題点をクレームしても良い結果が生まれなかったり、またコストがさらに上がってしまったり、ときには輸入を停止されてしまう危険性さえあると思います。
上記の通り、メーカー基準で検品された製品を弊社でも通常のものと認め、製造課程で生じる「個体差」を当店では不良品とはしておりません。メーカーの基準に沿って販売しております。
「過去同じモデルを買ったけれどもこんな状態ではなかった。」と、このようなご意見もあるかもしれませんが、それこそが個体差です。個体を選別されるのであれば試奏での御購入をおすすめします。個体差があるから、試奏されて購入される方々がおられ、選定品も存在しています。試奏をする以外では残念ながら自分が思う良品が100%手に入る背景はないと思います。色々な観点で判断基準があるとは思いますが、製品不備を主張される場合、それが自分に合っていなかったときだと思います。見た目が綺麗なものでも合わない人もいれば、見た目がいびつでも合う人もいるということです。
とはいえ、どうしても通販でしか御購入できない方もおられるかと思います。しかしながら、現状 一般的なリアル店舗では管楽器本体、マウスピース、リガチャーなどは開封され店頭での試奏、それが販売されています。それらがまたメーカーに戻り、それが当社に入荷することも希にあります。見た目の問題は製品精度の問題だけではなく、そもそも試奏が多く行われてきた歴史がありますため、研磨キズ、使用感、それが通常のものとして扱われている状況がこの管楽器市場「普通」であるともいえます。種類が多い故、メーカーでも弊社でも全ての番手で大量に在庫を保持しているわけではありません。ときには長期在庫のセール品などもあります。このような流通においてもご理解をお願いします。(木管マウスピースでは試奏された痕跡があるものはかなり少ないと思われます。)
 

▼目視でも分かる差異について

ティップレール、サイドレール、マウスピースをリード側から見たＵ字型の部分など、バランスよく綺麗に左右対称のものは残念なことに殆どありません。木管マウスピースにおいてはそこが綺麗かどうかを１つの基準とする考え方も多いと思いますが、ブランド問わず、全体的に見て正直結構ひどいです。過去何度か状態のひどいものをメーカーにクレームした経緯もありますが、それが認められることは殆どありませんでした。かなりの差異であっても許容範囲となります。製造や販売における背景によることもありますが、そもそも人間の顔がみんな違うように歯並びや唇の形も人によってそれぞれです。リードも左右対称とは限りませんし、自分のアンブシュアが左右対称かどうかも定かではありません。理想は左右対称であり、そのベストなセッティングに対し、アンブシュアをつくる練習をする、というのが本来の正しいかたちなのですが、良い音を出す、良い演奏をするという目的のうえで自分にとってのベストが左右対称でありそれが絶対条件でしょうか。色々なマウスピースを吹いた上で左右対称のものが全て吹きやすいのであれば、自分の目で見て左右対称のマウスピースを探せば良いのです。在庫があれば弊社でも理想のかたちに近い形状の在庫を探すことができるかもしれませんが、残念ながら、そのような個体を探すのは非常に困難だと思います。通販ですので、物を見ないまま御購入されるが故、まずは見た目が気になってしまうこともあると思います。ただ、楽器やそれに付随するアイテムは使用して実感するものであり、これだけ不揃いなものが存在しているというのは結果は見た目だけではないという証拠でもあると思います。試奏を必須と考える方は今の自分に楽器を合わす傾向にありますが、新しいものを手にされたときはクセや特色を感じ取り自分が楽器に合わせるということも１つ考えてみてください。

▼状態管理と販売について

・個体差、形状、使用感など、あまりにひどい場合には一度ご相談下さい。判断はメーカーの基準となりますが、交換対応の申し立てを含め、メーカーからの回答をご案内いたします。ただし、交換対応は未使用に限ります。また許容範囲かどうかの基準は使用いただけるか、というところがポイントになると思います。
・金属系のマウスピース、特に付属のリガチャーは変色しているものも中にはあります。国内に入荷時にパッケージングされており、代理店メーカー、弊社でもこれを開封し、さらに磨きをかけることは根本的に行っておりません。メッキは変色してしまうものですが、綺麗にするにはメッキを落とす行為(=磨く)が必要となり良くはないので、ある程度許容範囲としています。主流なモデルよりマイナーなモデルの方が見た目の変化が激しい傾向があります。入荷が少ないモデルも許容範囲とされる率は高いと思います。
・価格は定価よりできる限り値引きをし、ご自身に合ったマウスピースのご購入の手助けになればと考えます。
・マウスピースの種類は数多く、弊社で在庫するもので木管だけでも約130種類ほどの数があります。(2021年現在)木管は金管に比べ変色や他店での使用などが少ないため、ご依頼がない限りは基本的にメーカー検品のみで出荷を行っております。
・個々のご要望においては事前にご相談いただければ可能な範囲でご対応をいたします。ただし、確認をした時点でお届けの製品は弊社スタッフ及びメーカーの共用範囲となった製品ということになります。「お届けの商品に納得がいかない」などといったお声に対してのご対応はいたしかねますのでご理解のうえご相談下さい。
 

▼店頭より安い(?)理由

実際安いかどうかは仕入れ条件によるものではありますので定かではありませんが、価格の違いは原価の違いにあります。偽物を疑われることが多い直輸入が安いのは間に挟まるメーカーがなく、自社で商品を輸入するからです。弊社は自社ブランド以外全て国内の正規代理店を通した正規品の販売をしています。国内の代理店メーカーというのは、日本での取り扱いを認められ契約した特定のメーカーさんです。つまり、代理店を通して弊社に入荷する製品はブランドの正規品であり、またそのブランドの品質を維持し、何かあれば情報を提供してくれる安全な取引きを経由しているということになります。ですので、よっぽどのことがない限り価格が極端に安いということはないと思います。値付けの方法はショップによって様々ですが、店頭では小物はさほど値引かない傾向にあります。試奏をするというメリットがある店頭ではそれでも売れるからでしょうか。接客に一手間かかるというのも人件費として販売価格に入るのは当然のことでしょう。弊社ではおそらく店頭で在庫されておられるショップさんよりも多くの在庫を保持していると思います。弊社でも当然掲載全ての在庫を保持しているわけではありません。過去の販売履歴、また売れ筋モデルを調査し、一度に多くの仕入れをすることでメーカーに特別条件をいただきいているものなどがあります。