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〜1,000
1,000〜
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本に出会う前の本 A - でも、本は何のために使うのですか? B - 何かを学んだり、あるいは楽しむためだよ。とにかく世界についての知識を増やすためだね。 A - なるほど、人生をもっと豊かにしてくれるのですね。 B - まさにその通りだね。 『本に出会う前の本』(今ではカルト的な人気を誇っています)は、1980年にダネーゼ社によって初めて出版された、まだ読み書きを覚えていない幼い子どもたちのための小さな12冊の本が収納された「本」です。 この12冊の小さな本(10 x 10 cm)は、その小さな手に収まるようにデザインされ、様々な色や装丁、そして別々の素材で構成されています。 知覚やイメージから生まれる様々な刺激、感覚、感情を呼び起こすのです。「本とはまさにこのように作られたオブジェであり、そこには様々な驚きが隠されているという感覚を与えるべきです。文化とは、以前には知らなかったモノコトへの驚きから生まれのです」(ブルーノ・ムナーリ)。 ムナーリは、やはり時代の先を進んでいたのです。 コンピューターが幼い子供たちの生活にどんどん深く入り込んでいく中で、このプロジェクトは子供たちが身の回りの物の匂いを嗅いだり、触ったり、見たり、さらには味わったりできるようにすることで、文字通り現実の具体性とのつながりを失わないようにしているのです。 12冊は素材がまず違い、触覚的な発見が用意されています。また各ページの構成や仕掛けも様々でページを捲るたびに視覚的体験が生まれます。また表裏の表紙が上下反転しているので、ひっくり返すとさっきとは逆の視覚体験になります。文字はないので、ひっくり返さなければ上下は反転しない逆の動きも生みますから、自由で様々な体験が生まれるのです。
本作は、廃盤となっていた不朽の名作である本作をコッライーニ社が2002年に復刻しました。 現在の復刻版のカバーデザインは、日本の重要なグラフィックデザイナーであり、ブックデザイナーであり、ムナーリ愛好家である駒形克己氏によってデザインされた貴重な作品です。