福井県奥越地方は、県内随一の里芋の産地
福井の里芋の歴史は古く、昔から農家の冬用の貯蔵食物として食されてきました。
大野市と勝山市は、奥越地方と呼ばれており、福井県の市町村では最大の土地の広さを誇り、山々に囲まれ、
名水百選にも選ばれた清らかな水が流れる、自然豊かでのどかな場所です。
この地域ならではの
・里芋に適した水はけの良い土壌
・日中の寒暖差が大きい
・九頭竜湖から流れる豊かな水
など、里芋にとって抜群の自然環境が揃っており、毎年上質な里芋が収穫されます。
里芋は、子宝に恵まれる縁起のいい食べものとして親しまれてきました。収穫の時期になると福井では里芋が食卓に並ぶ家庭も多いほど、地元では里芋を食す文化が定着しています。
地元では里芋専用の水車を使って洗い子にします。客料理や、浄土真宗の法要行事には欠かすことができない食材です。
小ぶりながら身が引き締まり、ねっとりとした奥深い味わいは故郷大野の味として地元の人に愛されています。
福井自慢の里芋の煮っ転がしを、もっと簡単に、もっとたくさんの方に食べていただきたい。そんな思いから、レトルトパックを作りました。
福井の里芋の特徴である、むっちりした食感、皮と実の間の旨味を活かし、味付けは醤油だし、みりんでシンプルにしました。里芋を丁寧に洗い、じっくりコトコト煮込んだ味が、湯せんや、お皿にあけて電子レンジで温めるだけでお楽しみいただけます。
奥越地方の里芋 生産の過程
福井県の奥越地方は山に囲まれた扇状地。
里芋に適した砂質壌土であり、奥越で採れた里芋は寒暖の差が大きい気候がデンプン質を多くし、独特の粘り強さとおいしさがあると高い評価を得ています。
4月に植え付けを行い、10月から12月ごろまで収穫を行います。
ひとつの親芋に子芋が5〜7個、それぞれの子芋にはさらに2〜3個の孫芋が付き、ひとつの頭に12〜20個の芋が付いています。
里芋の煮っ転がし の特徴
普通の里芋は煮崩れしやすく、調理時に気を使うことが多いですが、
大野の里芋は肉質が非常に緻密で固くしまっており、煮崩れしにくいのが特徴です。
これは奥越地方特有の土壌や気候などが影響しているためであり、毎年高品質の里芋が出来ます。
皮と実の間に旨味があるため、皮をむくのではなく、こそげ取るように綺麗に洗い落として使うのが美味しさのコツです。
モチモチとした、まろやかな甘みと粘りは他の里芋では中々味わえません。地元の人は煮っ転がしにして里芋を楽しんでいます。
全国区のブランドとして認知度の高い福井県奥越産の里芋を使って、伝統の味付で煮っ転がしにしました。
人気の秘密は食物繊維と優れたデンプン質。もちもちとした食感が特徴です。
美味しいお召し上がり方
・しっかり味がついているので袋から出してそのままお召し上がりいただけます。
・電子レンジか湯せんで温かくしていただけると尚美味しいです。