嬉野茶の特徴と美味しい飲み方
嬉野の玉緑茶には2種類があります。
一つは摘み取ったお茶の葉を最初に炒って作る「釜炒り製玉緑茶」で、500年以上続く伝統の製法で作られたお茶です。
もう一つはお茶の葉を摘み取ったあと、最初の工程で蒸して作ることから「蒸し製玉緑茶」呼ばれて、現在の嬉野茶の総生産量のおよそ98%を占めていて、一般的に煎茶と呼ばれる部類ですがその種類は幅広く、ごく普通の煎茶から高級煎茶まで愛飲家には重宝される茶です。
うれしの茶の主流となる「蒸し製玉緑茶」は、摘んだ茶葉を高温で蒸してから熱風乾燥するわけですが、工程の終盤で他産地の煎茶のように揉まないで乾燥するので勾玉状になることから玉緑茶と呼ばれています。
日本茶の中でも独特の形状と風味をもつこのお茶は、香りが強くまろやかな味わいで、口に含んだ時の旨味は強く感じるのが特徴で、地元では「グリ茶」という愛称で親しまれています。
「美味しいお茶が飲みたいとな」思ったとき、別に高価なお茶にこだわらなくてもいいんですよ。
いつもよりもちょっとだけぬる目のお湯で入れてみたり、いつもよりもちょっとだけ多めのお茶の葉を使ってみたり、それだけでもいつもと違ったお茶の味が楽しめるはずです。
このうれしの茶はさっぱりとしていて、急須に入れた茶葉は開くまで何煎でもいただけますよ♪