ペリドットは光の屈折率が高くわずかな明かりでも色を放つため、夜会の席などに好んで用いられることが多く、
そのためイブニング・エメラルドという別名がつけられています。
主な産地はアメリカアリゾナ州、他にアフガニスタン・中国・ミャンマー・エジプト・オーストラリアなどで採れます。
以前はハワイでも産出し、ハワイ産のペリドットは「女神ペレの涙」と呼ばれていました。今でもハワイでおみやげ
として売っていますがそのほとんどがアリゾナやオーストラリア産だそうです。
古代史上、もっとも早くペリドットをパワーストーンとして用いたのはエジプト人でした。当時エジプトには良質の
ペリドットが採れる産地があったのです。
彼らは、この石を「太陽の石」と呼びました。石の内部に太陽のパワーが宿っていると信じたからです。理由は石の内部
にうっすらとみられる黄色い色が、太陽の光を連想させたことです。
ペリドットは現在でもパワーストーンとして「闇の中で光りの導きをもたらす石」「太陽の光で道を示してくれる石」
として用いられています。
落ち込んだり、引きこもりがちになったり、精神的な暗闇の中に入り込んでしまったときなどに、希望の光を差し入れ、
導いてくれるとされています。
またペリドットを身につけると内面の魅力を引き出してくれ、異性を引きつける効果があると言われます。
ペリドットは、まさに「太陽の石」といわれるごとく、ネガティブなエネルギーを取り除き、ポジティブなエネルギー
をもたらしてくれるでしょう。