宝石言葉は忠実・友愛・真実。成功へ導いたり恋愛の成就にも力を貸してくれる石とされています。一般的には赤色が
知られていますがそれ以外にも黄色やオレンジ、緑色、茶色など数多くの色があります。なかでも深い赤色のガーネット
は特別にアルマンディン・ガーネットと呼ばれています。宝石としてもっとも価値のあるガーネットは、カットすると
ダイアモンドのような強い輝きを放つ黄緑色のデマントイド・ガーネットです。このガーネットは実はダイアモンドより
も光の分散度が高く、希少性もあることからガーネットとは思えないような高額な値段で取引されています。
ガーネットは最近では珍しくなった何も改良を行わずに生まれたままの姿を研磨して十分綺麗な装飾品になる宝石の一つです。
そのため古代エジプト時代には特別な彫刻を施したガーネットを強力な護符として崇め身に着けられてきました。ローマ
時代になり人気は衰退したのですが、中世期になってボヘミア地方でパイロープと呼ばれる血のように真っ赤なガーネット
の発見により、再び人々に愛好されたと伝えられています。
ガーネットは「多産・情熱・神秘」を意味する果実のザクロを象徴しています。ザクロはたくさんの種を生み出す事から、
子育ての石とも言われます。
またネガティブなエネルギーから身を守るとされ、体中に活力・気力を行き渡らせ、意識を高揚させ、情熱をもたらす効果
があるとされています。