
女性3世代で作り上げた「クリュッグ」に肩を並べたシャンパン

女性3世代で築き上げた名声
J.ラサールは1942年にジュール・ラサール氏によって設立された小規模なドメーヌです。
1982年にジュール・ラサール氏が亡くなった後、妻オルガと娘のシャンタルが引き継ぎました。
伝統的な手法を守りながらも、女性ならではのフェミニンさや華やかさ、クリーンさが加わり、今では著名なシャンパンハウスと肩を並べるまでにその名声は高まりました。
2006年にはシャンタルの娘、アンジェリーヌもドメーヌに加わり女性3世代で運営する特徴的なドメーヌとなりました。
伝統を大切にしながらも革新を続ける
プレス機は1965年に購入したもので、圧搾には4時間をかけてゆっくりと慎重に行われます。
当然ながら、一番果汁のみを使用し、それを大切に醸造。
並行して最新式のプレス機も導入し、現状に甘んじず、常に改善を図りながらドメーヌは運営されています。
収穫したブドウのパーセル(区画)毎に使うプレス機を分けるなど、研究にも余念がありません。
区画ごとにキューヴで発酵後、そのままキューヴで寝かされ、落ち着かせてからキューヴごとに確認、テイスティングし、どのキュヴェをブレンドするか決められます。
その際にドメーヌの基準に達しないものは全てネゴシアンに売却してしまうほどの徹底ぶり。
瓶熟成は最低でもノン・ヴィンテージでも4年以上、ミレジメは6年〜10年は寝かされます。

欧米専門誌で受ける極めて高い評価
ラサールは欧米のワイン専門誌でも非常に高い評価を得ています。
最も有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏の「ワイン・バイヤーズ・ガイド」ではクリュッグやサロン、ボランジェなどそうそうたるシャンパンハウスと同じ最高評価「★★★★★」を受けました。
この評価はごくわずかなシャンパンハウスしか得ていません。
また、「ワイン・スペクテイター誌」ではノン・ヴィンテージ部門でスタンダード・キュヴェの「キュヴェ・プレフェランス・ブリュット」が、あの「クリュッグ」と同じ93点を獲得し、全てのシャンパンの頂点に輝きました。
