シャルドネだけを造り続ける誇りとこだわりを持つメゾン
ブラン・ド・ブランのスペシャリストと呼ぶにふさわしいRM
このドメーヌは、ガスパール・ペテルス氏が、葡萄栽培農家の娘ドゥエ女史と結婚したことにより、1858年から葡萄栽培専業農家としてその歴史が始まりました。
シャンパーニュの元詰め販売は、ガスパール氏の孫カミーユ氏が、1919年、『カミーユ・ペテルス』のブランド名で、レコルタン・マニピュランとして開始。
2007年、3代目としてロドルフ・ペテルス氏がドメーヌを引き継ぎました。
1970年生まれのロドルフ氏は、著名な醸造家ジャック・ペテルス氏(ヴーヴ・クリコの元醸造長)を叔父に持ち、とても恵まれた環境で育ちました。
コンサルタントなどの仕事も経験した彼は、幅広い視野で、このドメーヌをより大きく成長させることを大いに期待されている有望な若手醸造家です。
また、2006年より、ジャック・ペテルス氏もブレンディングに関わっています。
「シャルドネはひとつではない」
栽培は100%シャルドネ、平均樹齢は35歳で、65歳を超える老木もあります。
10年以上リュット・リゾネを行い、4通りの栽培を行っています。
また昨今、主流となりつつあるクローン・セレクションではなく、マス・セレクション(代々引き継がれてきた自分の畑で、時間をかけて優良な株を選定。それを苗木として使用する方法。)にこだわっています。
ロドルフ氏は「シャルドネはひとつではない」と語ります。
代々ペテルス家が守ってきた「様々な特徴を持つシャルドネ種」を引き継ぎ、マス・セレクションにより栽培を行うことは、「シャンパーニュの歴史と誇り」「ペテルス家 代々のメモリー」を守ることであり、これにより一層味わいに複雑味が加わります。