ジャン・マリー・フーリエ ヴィーニュ・コント・ド・シャペル Jean-Marie Fourrier Vigne Comte de Chapelle |
ジュヴレの名門フーリエによるコート・ド・ボーヌのワイン

ジュヴレ・シャンベルタン村のトップ・ドメーヌが新たなプロジェクトをスタート
ジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌ・フーリエの当主ジャン・マリーが、ドメーヌ・コント・ド・シャペルが所有する7.5ヘクタールの畑を取得し、2022年から手掛ける新しいワインです。
ヴィーニュ・コント・ド・シャペルにおいても栽培、醸造、瓶詰めまで自ら行い、ドメーヌ・フーリエと同じ醸造哲学のもと、介入を最低限にとどめたテロワールを反映したワイン造りを行っています。
現在は息子のルイも加わり更なる発展を目指しています。
現在の当主は1971年生まれのジャン=マリー・フーリエ氏。
ボーヌのワイン農業学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通いました。
1988年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父親の元で修行を積み、1993年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学びます。
1994年の帰国後23歳の若さで父の跡を継ぎました。
生産畑のうち、1級畑と特級畑が70%程度を占めています。
フーリエ氏は自らを「テロワリスト」と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好んでいません。
高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀の再現を目指しています。
アンリ・ジャイエから実際に手ほどきを受けた数少ない造り手
ジャン・マリー・フーリエはかのアンリ・ジャイエから実際に手ほどきを受けた数少ない造り手。
(実際に本当にジャイエと働いた経験があり、今ワインを造っているのはエマニュエル・ルジェとジャン・マリー・フーリエだけではないか、とルー・デュモンの仲田さんから聞いたことがあります。)
栽培はリュット・レゾネを採用。
農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用。
肥料は遺伝子組み換えでないものを2〜3年に1回撒いています。
剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨ仕立て。
株が均一化するとワインの複雑味が損なわれるとの考えから、市販のハイブリッドクローンは用いていません。
収穫量を制限するため、摘芽は非常に厳しく行います。
収穫は、収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせ、またカビが飛び移らないよう手洗いも励行しています。
収穫果は100%除梗し半分だけ破砕。
2018年からは発酵プロセスをさらにアップデート
フーリエでは全房発酵はしません。
理由は全房発酵するとタンク内に酸素が入りすぎてしまうから。
そしてもう一つの理由は梗の量を調節しアルコールをコントロールするため。
フーリエでは一旦まずすべて除梗、そのあと粒と梗をサンドイッチのように層にして圧搾。
ピジャージュは手で行い、回数は年や状況により変わるが一日2〜3回ほど。
言うまでもなく梗が熟していないと青さが出てしまいますが、しっかり熟していると梗がアルコールを吸ってくれます。
そして清涼感を与えてくれます。
18、19、22、23年にこの方法で醸造しており、22は20%、23は30%の梗が入っています。
粒と梗を一度バラバラにしてから行う生産者は他に聞かないとのことです。
低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3〜4日行います。
マストが15度を超えるときは温度を下げています。
自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせ、トータルの発酵期間は18〜20日間。
熟成は、新樽は多用せず20%程度の使用に留めます。
18ヶ月の熟成中、澱引き、清澄、フィルターも一切行っていません。
近年の極めて高い評価はブルゴーニュトップレベル
近年、フーリエは国内外の専門誌にて極めて高い評価を受けており、そのレベルは全ブルゴーニュ中でもトップクラス。
当然、それに伴って人気もうなぎ上りとなり、今ではルーミエやルソーと並び、入手困難を極めるほどになりました。
ドメーヌ・フーリエのほかにジャン・マリー・フーリエ名義で生み出すネゴスワイン〜所有していない他の素晴らしいテロワールからのワインを作ってみたかったという目的で生まれ、ドメーヌと全く同じ手法、手間をかけて生産〜、また2022年に取得したドメーヌ・コント・ド・シャペル〜主にコート・ド・ボーヌ地区を中心とし、豊富な白のラインナップは新たなフーリエの世界を広げてくれる〜も手掛けており、フーリエのワインを手に取るチャンスが増えたのは実にありがたいことです。

