■なぜ土を開発したのか
実は植物を始めた頃、僕自身もいわゆる”土難民”でした。特にこのケープバルブを始めとした、多肉植物・塊根植物はマイナーなジャンルだったので、これらに特化した土が無かったわけです。そこで、自分達で開発するしかないと思ったのがきっかけです。
実はこの土は、内科医である父親と開発しました。医者である父と研究開発をしたわけです。なのでこの賢者というのは父親の事です。
■汎用性のある土
初心者なら何度か植物を枯らしてしまったという悲しい経験があると思います。その枯らしてしまう原因の一つに「水やりのタイミング」が挙げられます。家にある植物によって、使っている土が違うのでそれぞれの植物のタイミングがバラバラで枯らしてしまったというものです。これは初心者によくある失敗です。
そこで、開発する上で初心者でも管理しやすく汎用性を持った土を目指しました。また、僕も日々30,000鉢以上管理しているので、できるだけ共通の管理方法で管理したいという思いがあり開発しました。この賢者の土は水やりが少なかったり多かったりしても適切な湿度に保てるようになっています。このように同じ土を使うことで、土水やりの頻度を一元化し、タイミングを図りやすくするというメリットが生まれます。
■保水性と水はけの良さを兼ね備えた土
エリオクエストで取り扱う南アフリカの球根(ケープバルブ)や多肉植物・塊根植物は水はけの良さと保水性が重要になります。最高級の硬質赤玉と厳選された腐葉土などを配合することにより、これらに特化した土になっています。また、その他サボテンやオリーブのような水はけを好む観葉植物などにも勿論ご利用頂けます。
特にサボテンは過湿を嫌う一方で、根がしっかりと水分を吸収できる環境も必要とします。賢者の土は、その絶妙なバランスを実現しており、サボテンのような乾燥地帯に自生する植物にも最適です。通気性・排水性・保水性を兼ね備えたこの土は、サボテン栽培の失敗を減らす心強い味方になります。
■厳選した腐葉土
腐葉土は発酵する過程で微生物に分解されて土のように小さくなっていくのですが、あまり細かすぎると水はけが悪くなるし、かえって大きすぎても扱いにくくなってしまいます。そこで、いくつもの腐葉土を試し出来るだけ木の枝や皮の入っていない腐葉土にたどり着きました。
■なぜ腐葉土なのか?
賢者の土の保水性や保肥性は他の土に比べて抜群に良いです。腐葉土自体は元々植物の一部なので、植物の成長に必要なミネラルが含まれており植物の成長を促してくれます。また、腐葉土があることで肥料を与えた際の保肥性も高くなります。なかでも、一番重要なのが腐葉土は微生物の住処になるという点です。植物は様々な微生物と共生関係にあるので健康に植物を育てる為に、腐葉土などの有機物は植物の成長にとってとても大事な存在です。
■愛する植物のためなら
賢者の土には最高級の硬質赤玉を使用しています。ですが、どんな硬質な土でも「土の粉塵」が含まれます。
先にもお伝えしたように根の通気性と排水性は重要です。盆栽職人は植え替えの際に必ず土の粉塵をふるうそうです。それは、粉塵が土の通気性と排水性を悪くするからです。この「ひと手間」がとても大事です。厳選された素材を使い、粉塵を払って作られたのが「賢者の土」です。
■なぜ割高なのか
賢者の土には高級硬質赤玉と厳選された腐葉土、その他の厳選された素材を使用しています。また、ふるいにかけることで賢者の土の生産過程では、原料の約10%が粉塵として取り除かれます。
■植替えの手間が少ないから安心
買った時のままの土を使ってませんか?
最近はオシャレな雑貨屋さんやオンライン等でも植物が買えますが、基本的に始めから植わっている土は、生産農家さんのビニールハウスの環境に適した土になっています。また、大量生産を目的としたコストを押さえた土なので賢者の土のように10%も捨てる事はしません。
一言で言うなら、家向きではありません。賢者の土なら汎用性があり、多少日の当たりにくい環境でも大丈夫です。また、同じ土を使うことで水やりのタイミングなど一元管理しやすくなるので、初心者でも失敗が減りますのでおススメです。『賢者の土』、是非一度お試し下さい。