
◆知っているようで知らない『日本酒用語』◆
ここでは、日本酒を選ぶとき、楽しむときに知っておきたい
基本的な用語の説明をしています。
お酒選びの参考にして下さい。
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日本酒を造るのに使用された米、原材料を表しています。
日本酒に使用するお米は「酒造好適米」と呼ばれます。
代表的な品種は 「山田錦」「五百万石」「高嶺錦」など。
新潟県では「五百万石」が多く生産されています。
近年、新潟県で誕生した酒米「越淡麗(こしたんれい)」が登場し
新潟県の酒蔵では「越淡麗」を使った限定品が数多く造られています。
酒造好適米は、通常、私たちが口にするお米とは違い、
大粒で「心白」というデンプン質の部分が多いのが特徴です。
食べてもあまり美味しくないそうです・・・
新潟には、有名なブランド米「こしひかり」を使って造られた
お酒もあります。「こしひかり」酒造りには向いていない品種である
コシヒカリを使って酒を造れるということは、新潟の酒造りの技術の
高さを表していると言っても良いのではないのでしょうか。
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精米の程度を表した数値。
通常日本酒を造る際にお米を精米(磨く)きます。
なぜかといいますと、お米の表面や胚芽の部分には
タンパク質やミネラル、脂肪などが含まれ、
それらは、日本酒の香味や色合いを劣化させる要因に
なってしまいます。
お米を精米することにより、表面部分を削り
デンプンの多く含まれる中心部分をだけを
使用するのです。
精米歩合60%と表示されているものは
お米の40%を削って、もともとの重量の60%まで
精米したということになります。
数字が低いほど、お米をたくさん削っているということになります。
精米歩合が低くなれば、雑味が少なく、透明感のあるお酒に
仕上がっていきます。
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そのお酒のアルコール分。
%でも表します。
日本酒は15度前後が多いですね。
代表的なアルコール飲料のアルコール度数
「本格焼酎」は25度
「ワイン」は12度くらい
「ビール」は5度くらい
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日本酒の甘辛を表す数値の一つ。
日本酒に含まれると糖分の分量を比重で表したもの。
+(プラス)だと辛口、−(マイナス)だと甘口になります。
ただし、日本酒の酒質や酸味、アミノ酸度などにより
日本酒度が高くても甘く感じられたり、
低いものでも辛口に感じられたりする場合もありますので
あくまでひとつの目安としてお考え下さい。
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日本酒の酸味を表す数値
お酒の甘口、辛口や味の濃淡にも影響します。
甘味の強いお酒の場合は酸味が味を引き締め、
辛口のお酒の場合は酸味が全体を綺麗にまとめてくれます。
数値が高いほど酸味があるということになります。
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日本酒のアルコールを造る菌。
酒造協会などが供給されるきょうかい酵母を使用したり
蔵元で独自に培養していることもあります。
それぞれの蔵の特徴ある日本酒を造る為に必要なものになります。
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以上が日本酒を選び際の参考になる成分を表す用語です。
ただ、それぞれのお酒の酒質、 製造元、飲む人によって
甘く感じたり、辛く感じたり人それぞれです。
実際にご自分の舌で味わって、自分好みのお酒を
見つけて見て下さい。
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