
戦国時代から続く新潟最古の酒蔵「吉乃川」
伝承と挑戦 新潟のいつもの酒を造り続けています。
創業 天文17年 1548年 越後の戦国武将 上杉謙信が
春日山城に入場した年です。
以来470年余、新潟県長岡市摂田屋の地で酒を醸し続けています。
蔵のある新潟県長岡市摂田屋(せったや)地域は「醸造の町」と呼ばれています。
味噌・醤油蔵3軒、酒蔵2軒、薬味酒の蔵1軒が集まっています。
冬の間に降り積もる雪のおかけで良質な水が豊富だったこともあり
江戸時代には、幕府の直轄領となり御領地として
醤油・味噌、清酒の醸造業が発達したと言われています。
■水
吉乃川の仕込水は、日本一の大河、信濃川の伏流水と
東山連峰の雪どけ水が地中深く交じりあい、ミネラルをバランスよく含む軟水です。
蔵の敷地内の井戸から湧き出ていて「天下甘露泉(てんかかんろせん)」と呼ばれています。
■米
良い酒のために良い米を 吉乃川の原料米は新潟県産米だけを使っています。
酒屋である以上は清酒の原料である米を自分たちの手で作っていこうという
前社長の意志の元、2016年から農産部を立ち上げ原料米の自社生産も始めています。
■人
吉乃川の酒造りはチームワークが命。
吉乃川には20トンの米を仕込める90KLタンクがある(1.8L 一升瓶で5万本)
1971年にどこよりも早く導入し、常に安定した酒質を実現しました。
瓶詰の工程もオートメーション化することで商品の安定供給にも努めてきました。
蔵の規模は大きくなりましたが「機械化はしても自動化はしない」を信条に
伝統の技と手仕事で醸す「手造り大吟醸」を基本とした酒造りを続けています。
酒蔵の激戦区である新潟県で長きに渡り業界を牽引してきた実力は
県内最多の受賞歴からも明らか。
じつに、関東信越国税局酒類鑑評会では1965年から通算約70回の入賞
全国新酒鑑評会では1956年から通算約30回の金賞受賞を記録しています。
オンザロック、炭酸割り、カクテルベースにできる日本酒。
現代の食卓に合わせた果実のような香りとさわやかな酸味のある
白ワインを思わせる日本酒。
手軽な飲み切りサイズのミニボトルのスパークリング清酒。
果実と日本酒を合わせたリキュールなど
伝統の酒造り、古い常識にとらわれない
自由で新しい日本酒の楽しみ方も発信しています。
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