※飲むほどに福を招く酒「お福正宗」
長岡市内から旧山古志村への玄関口に 位置する酒蔵お福酒造。
お福酒造の創業者岸五郎氏は明治時代に 「速醸造り」と言われる醸造技術を開発し 日本酒の安定量産を可能にしました。 それまで一般的だった「生もと造り」では 菌の管理に高度な技術が求められ 温度によっては酒母がダメになってしまうこともありました。 岸五郎氏が開発した速醸造り(速醸もと)により 当時最も恐れられていた腐造を防ぐことが可能となり 醸造業界に大きく貢献しました。 その功績がたたえられのちに醸造業界初の黄綬褒章を受章しています。 ※1996年から始まった長岡市山古志地区(旧・山古志村)の米を使った酒造り
地域性や独自性を生かした酒造りをすることで 地域を活性化できないかと考え 1996年に山古志とお福酒造の関りがスタートしました。 たった一軒の生産者から始まった酒米栽培ですが 参画する農家は徐々に増え、それに伴い生産量も増えていきました。 そんな中、2004年10月24日新潟県中越大震災により お福酒造の醸造蔵、精米工場は倒壊し山古志の棚田も壊滅状態に。
こうした苦難を乗り越えて翌年に醸造を再開、 棚田も修復されて2007年には山古志酒米生産者協議会が発足。 生産農家とともに『山古志』ブランドの醸造体制が整い このコメの旨みを生かす酒造りが今日も続けられています。 お福酒造の日本酒は米を惜しみなくたっぷり使い お米の旨味をお酒にしっかりと残す贅沢な造り。 甘口で旨味があり、お米の味わいが楽しめます。 ピリッとした辛さが抑えられているので 日本酒初心者でも飲みやすい味わいです。
地域性、独自性を活かした酒造り 飲む人に福を招く酒「お福正宗」を 是非お楽しみください。
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