米、雑穀の保存について
夏場のお米の虫の発生についての
免責事項
毎年、初夏から夏の蒸し暑い時期になりますと米虫の発生が起こる場合がございます。
近年、お客様の安心安全を考え、農薬をあまり使わないように生産し、収穫後のお米にも薬剤を使わずにお届けしておりますので、いっそう米虫が発生しやすくなっています。
お米が届きましたら必ず袋を開封してお米の確認をお願い致します。
商品到着後2週間以内のお米の虫の発生に関しては、交換をお受けいたしますが、それ以上経過しましたお米や、米虫のついたお米(交換対象)を破棄された場合に関しては責任を負いかねます。
出来る限り、期間内に食べ切れる量をご注文いただき、商品到着後は早めに召し上がって頂くことをお願いいたします。
・保存方法
・保存期間 |
保存方法
穀物は15℃以上で品質の劣化がはじまります。
また、虫が活動するのは、20℃以上と言われております。
お米の保存には、風通しが良く(涼しい15℃以下)、低い湿度で暗い場所が最適です。
オススメの保存方法は、普段食べる分(半月程度で食べきれる量)は冷暗所(15℃以下)で保存、保存分を清潔に洗って乾燥させたペットボトル、チャック付袋などに小分けして冷蔵庫で保存するのが良いと思います。
また、空になった容器はしっかり洗って天日干しして再利用して下さい。
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保存期間
〜♪ お米を美味しく食べられる期間として ♪〜
●精米の保存期間
・ 秋〜冬(10月〜3月)は2ヶ月、(低温であれば長期保存も可)
・ 春(4月、5月)は1ヶ月
・ 梅雨時期(6月、7月)は20日間くらい
・ 夏(8月、9月)は2週間以内
●玄米の保存期間
・ 6月〜8月期は糠質部分が酸化し易くなりますので、上記の保存期限が過ぎたら精米して食べて下さい。
●雑穀・豆の保存期間
・ 風通しのよい場所で約1年ですが、6月〜9月期は酸化し易くなりますので、お早めにお召し上がり下さい。収穫から時間が経つにつれ硬くなり、調理に時間がかかる場合があります。
上記の通りですが、できる限り早めに召し上がって頂くことをお勧めします。
※保存期間はすべて、常温(15℃以下)湿度の低い、直射日光の当たらない冷暗所等で保存した場合です。 |
農薬を使わずに育てたお米や、薬品を使用しないで長期貯蔵されたお米の場合は、よく虫が発生します。
虫が出たお米!食べても大丈夫なのか・・・?
「お米の中に虫が居る」なんてことは、一般のお米屋さんやスーパーで出回るお米では、まず見かけることがなくなりました。
これは、農協やお米屋さん等が、ねずみや虫に徹底して、薬品で駆除するようになったからです。
一方、農薬を使わずに育てたお米や、薬品を使用しないで長期貯蔵されたお米の場合は、よく虫が発生します。
逆に言えばお米に虫が居る方が、安全と言えるのではないでしょうか?
お米に虫が居るのは安全の証!ともいえます。
お米の中に虫が居るのは、殺虫剤の残留が無い又は少ないと考えてよいと思います。
黒い小さな虫を見つけたら綿棒などで、やさしく捕まえて、虫の出なかったきれいなお米に虫を入れます。
一日たってから、その虫を観察して 元気な様子であれば、お米の安全性に心配はないでしょう。
(外国産米の場合、お米に入れた虫は全滅するそうです。)
気持ち悪いかもしれませんが、食べられます。
お米の虫は噛み付いたり、毒も悪臭もありませんし、虫の居る米を食べても、問題はありません。
お米の虫や虫で痛んだお米は、洗米時に水に浮きやすいので、
たっぷりの水でいつもより多めにといでいただければ大丈夫です。
もし、お米に居る虫を間違えて食べてしまっても、健康面で問題はありません。
また、スペースがあれば、広げて天日干しして頂くと、虫の駆除が出来ます。
お米につく虫は、殺虫剤を使用すれば、いと簡単に駆除できますが、
安全性の為、当店では収穫後の殺虫剤散布は行いません。
お米につく虫の種類
代表的な物はこの2種です。
●ノシメマダラメイガ
ノシメマダラメイガは、お米のヌカや芽の部分に卵を生みます。生まれた幼虫は、黄白色に近い色をして、小さい芋虫の形態をしています。ヌカを食べて成長し、やがて白い糸を出し蛹(さなぎ)になります。このときの白い糸がお米の粒をくっつけてしまいます。やがて羽化して蛾となって飛んで
いきます。ノシメマダラメイガは、夜になるとそこらじゅうで飛び回ります。ヌカや小麦粉などの穀粉の匂いを嗅ぎつけて、卵を生みに来ます。購入時のお米の袋など食い破って中に入り込んでしまうこともあります。購入した袋のままでの保管がいけない理由が、ここにもあります。必ず密閉できる容器
に入れ、定期的にヌカ等を掃除することが肝心です。
●穀象虫(コクゾウムシ)
穀象虫は、甲虫の一種で、その名のとおり鼻面が象の鼻のように長く伸びています。穀象虫は、なんと米粒の中に卵を生みます。数日で孵化(ふか)して幼虫は、お米の中を少しづつ食べながら大きくなります。やがて成虫となり、卵の殻を破って生まれてくるヒヨコのように、米粒の中から出てきます。そして、お米を食い散らし、また卵を生みます。 穀象虫は、玄米も好み卵を生みます。困った事に、精米工程の熱では死滅しません。防除するには、精米所を徹底的に清掃する必要があります。家庭においては、購入したお米は早めに消費することや、密閉容器に入れ温度の低い所で保管する事が大切です。
虫は、気温が20℃を超えると発生しはじめ、 25℃を超えると動きが活発になってきます。
気温・湿度が上がってくるとお米も傷みやすくなり、匂いを発生しはじめます。人間には感じなくても害虫は、匂いにつられてやってきます。
気温・湿度が高くなり始める夏季だけでなく、暖房を使う季節も注意が必要です。
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