眼の刻印チャーム
極小のターコイズビーズがまるで絹糸のように、繊細でなめらな曲線を描くブレスレットです。
護身符の「眼」の刻印が打たれたチャームが手首の動きに合わせキラリと光ります。
天然の青緑で涼やかな色合いは質の上質さを物語ります。
ターコイズを引き立てて輝く極小粒のシルバービーズひとつひとつにも、さらに小さな刻印が打ち込まれています。
こんなに小さなビーズが手仕事から生み出されることに驚嘆します。
きわめて細身で主張し過ぎず、優雅さを腕元に加えます。
留め具は高品質のイスラエル製(SV925)です。デザインの邪魔にならない小ぶりで控えめなものを選んでいます。
メンズ/レディース兼用。アンクレットにもご利用いただけます。
カレン族の手仕事によるシルバービーズ
カレンシルバーはタイの山岳民族カレン族の手仕事により、伝統的手法で丹念に作られます。
刻印一つ一つが異なる表情を持ち、素朴な温かみが心に響きます。
自然と共存する彼らの作るものには、身近に暮らす動植物や生活道具などを象ったものが多くあります。
そこには自然を畏れ敬うアニミズムの思想が流れています。
魔力を秘めた「眼」を身に着けお守りとする
「眼」は古来より邪なものや災いを見張る文様としてお守りなどに使われてきました。
「眼」を怖れるのは動物の本能です。
フクロウなどの目玉に擬態した羽を持つ蝶は、その模様が捕食者から身を守っています。
「眼」に対する本能的な恐怖は、不幸や災いをもたらす原因を「眼」と結びつけ、「邪眼」への畏怖が生まれました。
「邪眼」を退け、身を守るのに使われたのもまた「眼」でした。
地球を包む空、大地を潤す水の象徴、ターコイズ
12月の誕生石ターコイズは最古の宝石のひとつです。
ツタンカーメンの黄金マスクでは胸元を彩っています。
その美しい青色は大いなる空の象徴であり、乾いた大地を潤す水の象徴でした。
あまたの伝説で語られ、信仰の対象でもありました。
ターコイズの色合いは変化に富み、スカイブルーからモスグリーンと様々です。
青色は銅によるもので、不純物に鉄が混じると緑色が強くなります。
蜘蛛の巣状の網目や黄鉄鉱などが混じり、表情を変えることも愛好家が多い理由です。
模造品として、本来白色のハウライト、マグネサイトを染色したものがあります。
また色の薄いターコイズを染色したもの、ターコイズの破片を固めたものもあります。
正真正銘のターコイズは色に濃淡があり、不純物の白い斑点などが混じっています。
ターコイズは日光・熱に弱く、褪色・変色しやすい性質を持ち、多孔質(微細な穴が無数にあいたスポンジ構造)のため衝撃に弱いです。
こうした弱点を補うため、樹脂で穴を埋めて強度を増すエンハンスメント処理(宝石が持つ本来の美しさを引き出す処理)を行います。
強度が安定したターコイズをスタビライズド、何も処理しないものをナチュラルと呼びます。
細部にこだわり抜いた美しさ
制作は細部までこだわることで美しさと心地よさを追求しています。
不揃いのターコイズビーズから色・形の良いものだけを選りすぐり、太さをそろえて丁寧に仕上げることで、すっきりなめらかな曲線を描きます。