自然を畏れ敬うアニミズムの思想
山岳民族カレン族の手仕事によるシルバーアクセサリーです。受け継がれてきた伝統の刻印にはそれぞれに意味があり、様々な願いが込められています。自然と共存する彼らの作るものには、身近に暮らす動植物や生活道具などを象ったものが多くあります。そこには自然を畏れ敬うアニミズムの思想が流れています。プリミティブで素朴なデザインは私たちの心の奥底に響く何かがあります。
世界中を魅了したビーズ、ホワイトハート
赤色のビーズはベネチアで17世紀頃から作らるようになったホワイトハートと呼ばれるアンティークビーズです。ビーズの中央が白くなっているのがその名の由来です。
生命や活力を象徴する鮮やかな赤色のホワイトハートは、世界中の人々を魅了し、北米、東南アジア、アフリカなど多くの地へ交易品として運ばれていきました。このホワイトハートは100年以上前に作られたもので中国からイリアンジャヤに運ばれ装飾品として使われてきたものです。
長い歳月を経て鈍く光る赤色とシルバーの美しいコントラストは存在感のある一品となることでしょう。