#旨口
#島根県のお酒
#生もと純米吟醸
#温かく穏やかな香り
#緻密で奥行きのある味わい

〔商品情報〕

この「天雲（あまくも）」は、アルコール度数を控えめ（13%台）に造ることで、日本酒初心者の方にも優しく、長く飲み続けられる「穏やかな幸福」をテーマにした一本です。グラスに注ぐと、麹由来の甘い香りと、生もと造り特有のヨーグルトのような乳酸香が穏やかに立ち上がります。口に含むと、低アルコールとは思えないほどの柔らかく温かな旨みが、舌の上を緻密な層のようにゆっくりと広がります。まるで天に漂う雲のように、ふわりと心地よい余韻が身体に染みわたる感覚が魅力です。

このお酒の核は、お米と麹が織りなす「旨み」にあります。華やかな香りを追うのではなく、麹のアミノ酸による奥深い味わいを追求しているため、飲み進めるほどに旨味の輪郭がはっきりと感じられ、飲み飽きすることがありません。冷やして飲むと優しい清らかさを、お燗にすると旨みがふくらみ、一口ごとに表情を変えます。特別な知識がなくても、飲んだ人が「美味しい」と心から感じられる、優しくも深い感動を与えてくれる新次元の日本酒です。

〔蔵元のこだわり〕

板倉酒造が掲げる「無窮天穏」ブランドは、「御神酒のような清らかで優しい味わい」という天穏の理想に、さらなる深みと複雑性を追求した新しい酒造りの試みです。その根幹をなすのが、手間と時間がかかる伝統製法「生もと造り」と、地元に伝わる「山陰吟醸造り」、そして麹造りへの徹底したこだわりです。蔵に棲みつく乳酸菌を活かした生もと造りは、酒に力強い旨みと複雑性を与え、低アルコールでありながらも骨格のしっかりとした酒質を実現しています。

特に注目すべきは、通常二日で造る米麹を三日以上かけて丁寧に製麹する「突きハゼ三日麹」を採用している点です。これにより、単なる糖ではなく、麹のアミノ酸による滋味深く長い余韻を持つ味わいを酒の主体としています。出雲の米と水、伝統的な技法を組み合わせ、現代的なデータ分析と緻密な設計によって、飲む人の心と身体に寄り添い、長く愛される酒を目指す蔵元の情熱が「無窮天穏」の一滴一滴に込められています。

〔おすすめの飲み方〕

雪冷え（5℃）から常温、そして人肌燗（35℃）まで、どの温度帯でも表情が豊かです。特にお燗にすることで旨みが花開き、時間をかけてゆっくりと味わうことで真価を発揮します。

〔相性の良い料理〕

・鶏肉とキノコのクリーム煮（日本酒×洋食）
・豚ひき肉とキャベツの味噌炒め（日本酒×中華）
・豆腐とひじきの和風ハンバーグ（日本酒×和食）

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