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アボリジナルアート / clay

■ アボリジナルアートについて
今のオーストラリア大陸に4〜5万年前から住んでいたといわれるアボリジナル。そのアボリジナルの人々によって描かれてきた奇跡の芸術こそが『アボリジナルアート』です。繊細で鮮やかな点描画など抽象的な美術のようですが、文字を持たなかったアボリジニにとって、神話や生活の知恵・情報などのコミュニケーションを取る為の“文字”に代わる具体的なストーリーやメッセージが込められています。彼らが描くアボリジナルアートは近代的価値観とは全く異なった世界観を持ち、自由な色使い・構図・手法など、どれをとっても新鮮で斬新な、まさに大地から生まれたアートです。今や現代風伝統芸術としてオーストラリア国内はもとより、海外からも大きな注目を浴び、TV・雑誌などのマスコミ媒体でも広く紹介されています。
■ 作品について
アボリジナルアートのアーティストはそれぞれに持っている「ストーリー」・「ドリーミング」があります。先祖代々受け継ぐものです。人によって様々で、お母さんから譲り受けた、お父さんから、おばあちゃんから、など様々です。アーティスト達は、彼らの持つドリーミングをキャンバスに描いています。逆を言うと、所有しない「ストーリー」・「ドリーミング」は描いてはいけないのです。兄弟、姉妹でも違うストーリーを持つ場合もあります。描くデザインについてはアーティストそれぞれです。親やおばあちゃんが描くデザインに似た絵を描く人もいれば、全く違った絵を描く人もいます。デザインや色によって少しストーリーを変える、というアーティストもいます。私たちが教えてもらえるストーリーの内容というのは一部で、教えてもらえない部分もたくさんあります。それだけ「ストーリー」・「ドリーミング」というのは彼らにとって大切なものなのです。