特殊部隊などでも採用される、独自の発光技術を持つ『TRASER』
Traser Watches H3が現在のような進化を遂げた背景にはアメリカ軍と深い関係があります。
1988年、当時採用されていたトリチウム・ペイント・タイプの時計から規定以上の放射能が計測されました。
米国国防省は早急に今までのミルスペック(軍指定装備規定)の改訂を実施、正規納品業者たちは新しい規定に合った、
安全で正確な時計を造る必要に迫られました。
正規納品業者の1社だったStocker & Yale社は数年前より、スイスmb-microtec社が開発・製造していたtrigalightを米軍用コンパスに使用しており、この革新的な発光技術を軍用時計に活かすことができるのではと、mb-microtec社が
米国ミリタリー・ウォッチの歴史に参加することになりました。
trigalightを文字盤のインデックスと秒針に使用した新たな時計のプロトタイプは国防省による、過酷で厳しい数々のテストに合格し、Traser Watches H3シリーズは米ミリタリーに正式に採用が決まり、1980年〜2000年の間に実に100万個以上の時計が米軍に納品され、実際の様々なミッションに使用され、50万個以上が一般の市場でも販売されました。
2000年にStocker & Yale社が時計部門の撤退を決意した後、trigalightの開発元のスイスmb-microtec社が、特に本物の軍関係品を収集しているコレクターの強い要望により、ミルスペック・モデル・H3シリーズを蘇えらせました。
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