おいしく召し上がって頂くために

★ フルーツトマトは畑で完熟させますが「通常の流通経路を経てない」新鮮品のためお手元に届いたときにはまだ実が固く締まって酸味がきつい場合があります。

★ １個食べてみて、「固い」「すっぱい」と感じたときは常温でさらに１〜２日〜数日ていど追熟（ついじゅく）させてお召し上がりください。 （追熟させることで果肉が柔らかくなり、酸味が和らぎ甘みがぐっと増すという効果があります。）

★ 着いたときに充分美味しければ、もちろん、すぐに召し上がってください。
皮が厚くて硬いのも特徴です。気になる方は「湯むき」してお召し上がりください。

★ 空前のフルーツトマトブームでお料理のプロの方ばかりでなく一般ご家庭のお客様の ご注文もずいぶん増えました。せっかくの本物のフルーツトマトです。美味しさを１００％活かして召し上がってください。

おいしさの秘密

★今でも高知県は本来のフルーツトマトの栽培方法にこだわって「土壌」に植えて「低農薬」で栽培しています。高知産のフルーツトマトは水耕栽培のはありません。しっかりとした歯ごたえと底味のある強い味わいは、そこから生まれます。

フルーツトマト秘話

★高知でトマトづくりが始まったのが昭和の初期。静岡県から苗木を仕入れ、高知市の「あぞの（薊野）」で栽培を始めたのが始まりのようです。「あぞの」でのトマト作りは困難を極めました。高知市の東部より土佐湾に流れ込む国分川（こくぶがわ）の北沿いのこの地域は、「土佐日記」で有名な紀貫之（きのつらゆき）が国分川をさかのぼり当時の国府のある国分（こくぶ）まで行った平安時代には海の底でした。そうです！「あぞの」の土地は作物に障害のある塩分を含んでいたのです。
★悪条件の土地で苦闘のすえやっとできたほんの一握りの小さなトマト。それは、驚くことに今まで食べたことのない甘くておいしいトマトが実っていました！つまり、フルーツトマトの誕生は偶然の産物だったのです。しかし農家の苦闘はまだまだ続きます。苦労のすえとれたトマトは比類なくおいしいのですが、見栄えのしない小さなトマトの売り値は他のトマトと同じに扱われたのです。
★よく、フルーツトマトは高い！という声を耳にしますが、その現場を見ればその理由がよく解ります。今でもベテランのトマト農家でさえ栽培に失敗する年があります。過酷すぎる栽培条件で、ちょっと目を離したり判断を誤るとすぐ枯れてしまうからです。
★そんな苦しい中からノウハウを蓄積し、現在では産地も「あぞの」の隣の「徳谷」(高知市)、「諸木（もろぎ）」（吾川郡春野町）、「まほろば」（南国市）等に広がり、ブランド作りに成功し、高知県はフルーツトマトの産地として全国にその名を轟かせるようになりました。

ちょっと、ウラ話・・・
もう４〜５年前だったか、まだフルーツトマトブームが到来する前のことですが、 「こんな硬くて酸っぱいトマトはいらない！」と苦情もありましたよ。 ほんとに、今じゃ考えられないことですが・・・。 今からいうとずいぶん低価格だったし、懐かしい気がしますよ。
１０年ぐらい前に当社の高知空港売店で販売し始めたのが最初。 その頃は高知空港でもウチしか置いてなくて、 スッチーを中心に口コミで広がりましてねえ。 キレイなスチュワーデスさんが「あのゥ、フルーツトマトまだ 出てないですか？」「帰りに寄りますからキープしといて下さいネ。」 なぁんて、楽しかったなあ。（当店 某スタッフ）

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