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チュニジアワイン、レバノンワインの歴史
チュニジアやレバノンでのワイン造りの歴史は古く、海洋民族フェニキア人によって造られたフェニキアワインがルーツとされており紀元前8世紀頃にはすでに旧約聖書のなかで預言者によってレバノンワインが推奨されていた話があるほどです。イスラム教の普及でワインの生産はいったん激減しますが1990年の内線終結とともに、ワイン造りが本格的に発展し今ではレバノン、チュニジアのワインは共に多くの外国人観光客を惹きつけ、国際的にも大変高い評価を得ています。 例えば、チュニジアにおけるぶどうの産地は、年間平均気温20℃以下で年間降水量250〜500mmの海岸線に沿って広がっています。総面積は食用ぶどうの畑が約10,000ha、ワイン用が約15,000haです。地中海の豊かな太陽をたっぷりあびて、コクがあるしっかりしたぶどうが育っています。醸造用ぶどうの樹は丈を低く仕立てられ、1本の樹に枝が4本各枝の芽は2つだけに抑えているので、単位面積当たりの収穫量は大変低く20hl/haしかありません。そのおかげで良質なぶどうが実り美味しいワインができるわけです。
レバノンはぶどうの栽培に最適の土地!
レバノンワインの故郷、ベカー高原は毎年冬に50センチから1メートルほどの積雪があり、この雪がぶどうを害虫から守ってくれます。湿度も40%と低めで、ぶどうの発育シーズンに降雨がないため、ワインが病気にかかることがめったにありません。そのため殺虫剤や除草剤が使われるのは川に近く(湿度の高い)一部の地域だけです。ベカー高原のミネラルを多く含んだ美味しく健康的なぶどうの実からはとても美味しいワインが出来るのです。
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