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比類なきテロワールが生み出す銘酒の極上ヴィンテージ パーカーポイント100点, デキャンター100点, リサ・ペロッティ・ブラウン99点, ジェブ・ダナック99点, アントニオ・ガローニ98(+)点, エンスージアスト98点, ジェームズ・サックリング98点 《VHR》 カベルネ・ソーヴィニヨン “エステイト” オークヴィル, ナパヴァレー 2019
2018年産を販売した際は「カルトワインの扱いで群を抜く中川ワインの試飲会でもピカイチ」と述べたものです。 ナパの最高級エリア、西側オークヴィルの中でも、ハーラン・エステイト、ト・カロン、ハイツのマーサズ、オーパス・ワンの区画が連なる至高の小地区で、VHRを見落としてはいけません。 高評価の極みにあるカベルネを幾つも生みながらも、若い内はタンニンがやや堅めとなる時もある一帯にあって、真綿のような柔らかな酒肉と旨味を知覚させる点に関しては飛びぬけています。 ▼2019年は歴史的高評価のオンパレードです。
《VHR》カベルネソーヴィニヨン “エステイト・ヴィンヤード” オークヴィル, ナパヴァレー ヨントヴィル地区との境界に接し、その向こうには「20世紀最高のワイン」と言われる伝説の1941年産イングルヌックを輩出したナパヌック。そのイングルヌックを生んだジョン・ダニエルの末裔が手掛けるレイル ジョン・ダニエルキュヴェとは、実のところVHR産が主体であり、複数回のRP100点を授かるカベルネ。同じくRP100点数度のボンド ヴェシーナもVHR御用達。 【ナパ・ヴァレー西側ヒルサイドの潜在力】午前中のたおやかな陽光を浴びる東向き斜面、マヤカマス連山にかかるナパ・ヴァレー西側ヒルサイドの潜在力を象徴するエリアがまさにこの辺り。VHRの等高線を北に進むと、小高い段丘の上にハーラン・エステイト、そしてその下にはハイツのマーサズ・ヴィンヤードにオーパス・ワンの“Qブロック”が。対する南側には、VHRに等しくガローニ100点に輝いた4つの同年産ナパCABの内一つを産み出した先、ブランキエ所有のパラダイス・ヒルズがある。(Blankiet Paradise Hills Vineyard) R29号線を走るとVHRと似る外観から時に見紛うこともあるパラダイスヒルだが、それもまた、同様の環境から高品位ワインが生まれる根拠とも言えるか。ちなみにかつてVHRと一体であったミズーリ・ホッパー・ヴィンヤードの現所有者はベクストファー。(カルトブランシュ参照>>) 【VHR概要】“Ranch”の名が示すよう嘗てのVHRは農園。開墾は1884年に遡り、類まれなカベルネ・ソーヴィニヨン栽培は三世代目の今に続く。(現所有者のフィリップス家によるワイン用葡萄の植樹は1959年〜)大半が自社ワインの為とする周囲の畑に対し、VHRの果実は外部生産者にも供されている。 その先のワインにはトップ生産者の最高級キュヴェや、顧客リスト(ML)向けオファーが最優先される極めて入手困難なカルトワインもある。そのあまりに素晴らしい果実の質から、オフィシャルな公表を控える造り手も少なくないと言われる中、その先として明かされるワインには、既出のレイル J・ダニエル(WA100点×数度:Lail Vineyards J Daniel Cuvee)、ボンド ヴェシーナ(WA100点×数度:Bond Vecina)がある。 【人員】ワインメーカーはフランソワーズ・ペション女史 -Francoise Peschon-。前任のトニー・ソーター時代にも増しアローホ -Araujo-に躍進をもたらした大立役者であり、1999年からシャトー・ラトゥールのオーナーに買収された2013年まで醸造長を務めた。アローホの身売り後も、バート・アラウホ氏が再結成した往時のチームに参画。その先が話題のアチェンド -Accendo-であり、Araujo時代と同じくヘッドワインメーカーに就く。 (画像右:左からVHRの所有者ブルース・フィリップス → フランソワーズ・ペション → ハーラン・エステート|ボンド|ダックホーン|スケアクロウの畑も請け負うヴィンヤードマネージャーのマイク・ウルフ) 女史はトニー・ソーターとは長く子弟の関係にあり、即ちソーターの師匠である故アンドリ・チェリチェフ(ナパ・ヴァレー四大偉人)の系譜を継ぐ一人でもあり。ボルドー大学卒業後にシャトー・オー・ブリオンで研鑽を積んだキャリアからも、本質を重んじる伝統の流儀が踏襲される。1976年パリ・テイスティングの覇者、スタッグスリープ・ワインセラーズも携わった内一つ。今では当代屈指の女流コンサルティングワインメーカーとして活躍の場を広げる他、手掛ける一つ限りの銘柄をもって、二大メジャー批評誌でたったの1度も90点を割ったことの無いドリンクワード・ペション -Drinkward Peschon-ではリサ・ドリンクワード(※)とジョイント。(※Lisa Drinkward:ベーレンス&ヒッチコック、現ベーレンス・ファミリー率いるレス・ベーレンスの妻にして栽培管理者) 【ワイン造り】区画により異なる葡萄の性格を鑑み、醗酵から熟成にかけてロット毎に個別管理。一且9か月のフレンチオーク樽熟成を経て、各ロットの仕上がり具合を確かめ最適な判断の下ブレンド。そこでもう一度樽に戻し、更に12か月を追熟(合計21か月)させ、瓶熟14か月後にリリース。ラベルは1880年代の果樹取引書類がモチーフ。
※輸入元税込定価 52,800円